空き時間にどうぞ

伊藤万理華さんとの交流を主に書いています。

岩本蓮加ちゃんの第37期彼氏としてリアルイベントに参加しました。

こんばんは。

お疲れ様です。

 


表題の件について、私が記憶している範囲ではありますが、レポを書き残そうと思います。

 


ゆっくりしていってね

 


2023年のGWに乃木恋アプリですごろくゲームを必死に進め得た、岩本蓮加ちゃんの彼氏の称号。半年以上の時を経て、ようやく彼女に会うことができました。

 


受付を済ませ、案内された座席に座りました。

2列目。昨年から順位は大きく変わらないものの、会場が変わり1列あたりの人数の関係で、上手側の2列目を引くことができました。

 


座席は、出入り口とステージの間あたりで、入退場も、ステージ上の姿もよく見える良席です。

 


着席してしばらくしても、前列の上位層の席は空いたままで、ステージまでの視界は綺麗に開けていました。

また、偶然にも後ろにも人がおらず、いい感じに自分しかいないゾーンが出来上がっています。

 


結局、前後の方々は来ないまま、扉が開いたと思ったら岩本蓮加ちゃんが入場。

せめて「岩本蓮加さんの入場です!」のようなアナウンスが入ると思っていたのに、あまりにも突然の入場で、急に始まりました。

 


今年も前回と同じく、座席にはホワイトボードが置かれていますが、「今回から声出しOKなので皆さんも声を出してくださいね」と岩本蓮加ちゃん。

しかし、このようなイベントで声出しをするのも久々なものですから、序盤は拍手のみでなかなか声は上がりませんでした。

 


会場ではチラホラとホワイトボードが上がり、「昇り龍世代!」と書かれたボードを拾って、「そう!昇り龍世代なんです!ありがとうございます!」と、蓮加ちゃんがその方に笑顔を向けています。

 


私はと言いますと、「れんかちゃんのラスト10代を見られるのは彼氏だけ!」と、「○○先生の作品が読めるのは週刊少年ジャンプだけ!」という定番の煽り文句を引用して掲げました。

 


すると、それを見た岩本蓮加ちゃん。

「…そうだよ!れんかのラスト10代を見られるのはここにいるみんなだけだよ!ほら、みんなよく見ときな!笑」と、両手を広げて全身を見せてくれるイベントが勃発。自分だけでなく、周りのファンの方々にとっても嬉しい振りができて、我ながらさすがと言える開幕となりました。

 


そして、なんと言ってもお衣装。

白のブラウス(襟は黒)に、グレーのミニスカート、黒のロングブーツと、大人っぽデートコーデでした。

 


「れんかのスカート姿はレアだから、よく見ときな!笑」と、こちらもよく見せてくれました。膝よりも上の丈のスカートから健康的な引き締まった太腿を拝ませていただき、視力が3.0を超えたところで、本イベントであるカラオケが始まりました。

 


なんと岩本蓮加ちゃん、今回のために歌詞を自ら書き写したそうです。「久々にめっちゃ文字を書いて疲れたわー!学生ってめっちゃ凄い!笑」と、少しの怠さを織り交ぜた岩本蓮加節。これよこれ、とホーム感を思い出しました。

 


「本当は(手書きの歌詞を)配りたいけど、色々な関係であげられなくてごめんね」とのことで、スクリーン上に少しの間だけ映されただけで終わりました。一瞬でしたが、歌詞を書き写すことで曲への理解度が深まっているだろうなと、これからの期待値が上がります。

 


曲名はわかったりわからなかったりするので、どなたかのレポか、蓮加ちゃんが後日送ってくれるトークを待つこととして、これ以降は私自身とても楽しめましたよ、というテンションで本編をまとめたいと思います。

 


1曲目は、岩本蓮加ちゃんがしっとりと歌い上げ、流石の歌唱力と高音の綺麗さにただただ聴き入りました。岩本蓮加ちゃんの歌声、本当に大好きなんですよね。歌っている時は心が綺麗なんだろなという歌声で。情感がこもっていて、本当に好きな曲なんだろうな、歌が好きなんだろうな、ということが伝わります。歌はちゃんとうまいのですが、テクニック頼りではなく、自分自身が歌いたい曲として昇華させているところが、彼女の歌の魅力だと、私は思います。

 


2曲目が終わったところで、声出し解禁だったので、「高音めっちゃ良かった!」と声に出したのですが、「なんか急に喋り始めたwww」と、岩本蓮加ちゃんから言われ、会場では笑いが起き、非常に恥ずかしい思いをしました。

 


あまりの煽りに、「だって、言いたかったんだもん!」と、半泣きになりながら返すと、岩本蓮加ちゃんも「ありがとうございます!良いと思いますよ、皆さんも声出してくださいね!」と言って、そこからは徐々に会場が温まり始め、「最高!」や「かわいい!」と言った言葉が飛び交うようになりました。

 


イオニアはいつだって静寂を切り拓かなければなりません。沈黙を破らなければなりません。そういうことです。そして、一度声を出してしまえば、恥ずかしいことはもう何もありません。

 


そこからは、ホワイトボードと生の声を織り交ぜつつ、イベントを楽しみました。

 


岩本蓮加ちゃんは何に対しても拾って返してくれるのが、本当に良いと思いますし、ファン想いです。

 


WB [今年ものどの調子良いね!]

れ「わかると思うけど、めっちゃ鼻声なの笑。歌いにくいよね笑。まあ、れんかの鼻声はデフォってとこあるけど笑」

 


ホワイトボードを見た瞬間、前回の声ガラガラ事件の煽りかと思ったのか、めっちゃ笑ってからのこの返しでした。許容範囲を見極めながら煽り、どんな反応をするのかを見るのはお互い様だと思います。楽しんでいる前提があるのでセーフでした。(実際のところセーフなのかは不明です。)

 


【音響トラブルで重低音が細切れになった時】

れ「えっ、次の曲なに?」

私「急にレディ・ガガでも歌うんかと思ったw」

れ「いや、歌わねぇだろ!」

 


いつものミーグリでの高速ツッコミで笑いました。無視しても良いのにしっかり拾ってくれる、岩本蓮加ちゃんは乃木坂46リベロだと私は思います。

 


【サビ前に喉を詰まらせて上手く歌えないトラブル】

れ「みんな、ごめーん!」

ファン「大丈夫だよー!」

私「大丈夫!もう一回やろう!」

れ「もう一回!?ごめん、次いかせて!笑」

 


顔が真っ赤になっていて可愛かったのですが、それは心に留めておきました。

 


WB [ごめん、指の動きすらかわいい]

れ「そんなとこまで見ないでください!!ってか、お前絶対見てるだろうなーと思ってたわwww」

私「ごめん、見てますwww」

れ「見んなwww」

 


この辺りからアイスブレイクし始めて、普通に意思疎通ができるようになりました。あと、アタリがめちゃくちゃキツくて笑いました。めちゃくちゃかまってくれるのに、いちいち厳しい。まあでも仰る通り、めっちゃ見てました。岩本蓮加ちゃん、さすがです。

 


WB [マイクの持ち方が芸術的]

back numberの「ヒロイン」を歌っている時、マイクを両手で持つ場面があって、マイクに触れている指と浮いている指のバランスが芸術的で、手の綺麗さも相まっての言葉だったのですが、

「いや、れんかも持ち方おかしいって思って持ち替えたんだよ!?」と、こちらも煽りとして捉えられ頭を抱えました。私はシンプルに綺麗だなと思ったことを伝えたかっただけなんですけどね。久々に手をじっくりと見て、いつかまた、蓮加ちゃんの手に触れたいなと思ったのでした。

 


WB [れんかちゃんと目を合わせたい]

岩本蓮加ちゃんは、「目、ずっと合ってるよ。目を合わせて歌えて良かった。」と言って、目の横で指差しをして改めてこちらと目を合わせてきました。ファンサの過剰摂取で半年分くらいの接触を味わされました。岩本蓮加ちゃん、本当に素晴らしいですね。

 


続けて、視線を会場全体に向けて、「全員と目が合ってたよ。」と言って、改めて一人ひとりと目を合わせる岩本蓮加ちゃん。

 


私だけとのやりとりだけに留めず、会場にいる全員が楽しめるように振る舞う姿に、岩本蓮加ちゃんの良さがよく出ていて素敵だなと感じました。そういう根にある優しさにも惹かれています。

 


そういえば、髪型についても話していて、「この髪型、紅白でやって好評だったからしてきたんです!分かった人いますか?」と言っていたのも可愛かったです。よくよく考えると、紅白出場アーティストの歌声を目の前で生で聴くことができて、曲の合間に話せるって、かなりのスペイベですよね。紅白での髪型でしたし、実質岩本蓮加の一人紅白歌合戦でした。

 


最後に、なぜかリアルミーグリをしました。

 


あたらよさんの曲を歌い終わり、[この曲めっちゃ好き]というホワイトボードを掲げました。すると、岩本蓮加ちゃんが曲について話し始めた時にちょうど目に入り、

れ「去年もあたらよさんの曲を歌って、この曲もめっちゃ好きで、(白板を見て)そう、この曲めっちゃ好き!好き!?」

私「蓮加ちゃんがあたらよさんを歌っているのを聴いてから、聴くようになって、そっからめっちゃ好き」

れ「そうなの!?れんか、モバメでも送ったもんね!」

私「うん!蓮加ちゃんにめっちゃ影響受けてる笑」

れ「あざす!」(特大笑顔)

 


岩本蓮加ちゃんが嬉しそうに話して、リアルミーグリが発生したので、他のファンの方々からも笑いがこぼれていました。

 


限られた時間の中で、ミーグリでもそうですが、何よりお互いに楽しく笑顔でいられるといいなと考えて接しているので、今回もとびきりの笑顔を見せてくれて本当に感謝しています。

 


時間としては、30分ちょっと。

目の前で蓮加ちゃんの全身を拝みながら生歌を聴けて、いくらか会話もできて、今回も最高のイベントとして楽しめました。

 


少しでも雰囲気が伝わりますと幸いです。

 


総評

 


岩本蓮加ちゃんは私のことが好き。

私も岩本蓮加ちゃんのことが好き。

 


2024年も両想いだとわかったところで、筆をおきたいと思います。

 


ここまで読んでくださりありがとうございます。

またイベントに参加した際には、レポや感想などを載せるつもりですので、今後ともよろしくお願いいたします。

 


おわり

 


P.S.

岩本蓮加ちゃんが歌った曲を、わかる範囲で。

 


BiSH「オーケストラ」

あたらよ「夏霞」

back number「ヒロイン」

乃木坂46「立ち直り中」

 


ワンコーラスの曲を含め、あと2,3曲は歌ってくれました。

好きだけど高音で難しいという理由でワンコーラスにするのは可愛くて好きでした。

 


それだけじゃなく、すべて好きです。

 


これからも好きを伝えるので、蓮加ちゃんから返ってくることも少しだけ期待しています。

真夏の全国ツアー2023(完結編)

〜前回までのあらすじ〜

 


広島駅にて、山下美月ちゃんが目の前を通ったと思いきやこちらに微笑みかけてきて心を撃ち抜かれるもその直後に新型コロナウイルスに感染した筆者。療養中、急に思い立ちマッチングアプリを始め、なんやかんやで人気会員まで上り詰め、いい感じになりそうな人と出会ったのであった。

 

 

 

Aさんとは、涼しくなりましたね、等といった何気ない話題でLINEを続けていた。紅葉の季節が待ち遠しいですね、と送ると、去年はどこにも行けていないので今年は行きたいです、と返ってきた。私はすかさず、私で良ければ一緒に行きましょうと返した。すると、是非よろしくお願いしますとのことであったが、2か月も先のことである。そのような長い間、今の関係を続けることもできぬだろうと思い、また、既にAさんとは気心知れた仲になっていたため、近い内に関係を前に進めようと私は密かに考えていた。

 


Aさんは重ねて、フルーツ狩りにも行きたい、と言った。更には、運転するのは大変だし、バスツアーが良いと思う、と、私がペーパードライバーであることは知らないはずなのに、見透かしていた。バスツアーには私も興味があり、若い頃にはしばしば利用していた。しかし、近年ではその発想すら抜け落ちていたため、Aさんの提案に私も賛同した。

 


このような些細なやりとりの中でもお互いの嗜好が分かり、初めて会った時の印象はそのままに、親密度が上がっている実感があった。

 


そして迎えた当日。

待ち合わせは、N美術館近くのフレンチレストラン。

 


私は10分前に到着したが、Aさんの姿は既にそこにあった。今着きましたってLINEを送ろうとしていたところでした、ちょうどよかったです、とAさんは行った。彼女は初回の約束でもそうであったが、待ち合わせにはかなりの余裕を持って来るタイプのようである。

 


しばらくして店内へと案内され、西洋風の建物や川を一望できる窓際の席に着いた。店内はアンティーク調の雰囲気で、とても落ち着ける雰囲気である。料理が出されるまでは、これまでLINEで話していたことであったり、お互いの今後の遠征予定を話した。料理は大変美味で、味も空間も最高なレストランなので全読者におすすめしたい。

 


食事を終え、美術館へと向かった。

美術館の前にはモチーフの宇宙猫が着座しており、何枚か写真に収めて館内へと入った。目的は期間限定の民藝展であったが、館内の作りが素晴らしかったため、二人でしばらく中を巡ることにした。下の階には家具を扱う店舗があり、それ自体もアートで見応えがあったし、計算された建物の動線には感嘆した。

 


4階の民藝展の入り口の隣には、鉄板で作られたロボットが今にも動き出しそうな様子で立っていた。

 


ゲートにチケットを読み込み、暖簾を潜ると、そこには100年以上前の机や棚、食器が美しく配置されていた。

 


私は民藝というものに以前から興味があったわけではなかったが、アート全般は好きであり、美術館デート自体に趣を感じていたため、とても楽しめた。

 


奥へと進むと、着物や甕、土器等が一点ずつ展示されており、そこに書かれた説明書き(エピソード)の文章も美しい日本語で彩られ、作品と相まって見るものを魅了した。

 


Aさんとは、作品について感想を言い合いながら見たのだが、美術館という空間上小声であったため、ほぼ密着状態での会話となり、パーソナルスペースという概念は存在しないものとなっていた。これはもしや図られているのか。妙に近すぎる。そうやって私を心理的に追い込み丸め込むつもりなのではなかろうか。そんなことを考えつつも、異性とそれくらいの距離になるのは久しぶりであったため、悪くないと思うなどした。

 


美術館を出て、予定していたカフェへと向かった。橋を渡り、ビル群を抜け、辿り着いたそのカフェは、都会の中に突如として現れた工場のような姿をしている。中は吹き抜けとなっていて、1階はソファやテーブルなどの座席があり、カウンターには見たこともないほど大きなコーヒーマシンが並ぶ。更には、マルシェのようにコーヒーのみならずワインも買って飲めるというのだから最高である。注文し、2階席へと上がり、Aさんはチョコレートチャイティーを、私はレモネードとアフォガードをお供に話した。美術館の時に気になった言葉を調べたり、フルーツ狩りについて検索するなどした。途中で大きなローテーブルが空き、そちらへと場所を移した。それから、鳥取行きフルーツ狩りのバスツアーが一番魅力的だという話になり、いつ行くか日程を決めるまで進んだ。いや、待てよ。この関係のままで鳥取まで行くのはどうなんだろうか。いや、付き合う前に遠出するのはアリだと聞くが、1か月ほど先の予約を取ることになりそうだったし、個人的に曖昧なまま行くのはナシだと思った。狩りに行くのも梨だ。私はあまり悩まずにこういった。「鳥取まで行くのは僕も賛成ですが、せっかく行くなら正式に付き合って行きませんか?」「はい、よろしくお願いします」即答だった。「でも、本当に私でいいんですか?もっと合う人がいるかもしれませんよ?」とAさんは続けて言った。「個人的に、Aさんとはメッセージをしていてもやりとりがまったく苦ではなくむしろ楽しみだったし、初めてお会いした時の印象も良かったし、いつもポジティブな言葉掛けをしてくれて、それに励まされていました。本音を言うと他の方とも割とやりとりしたり会ったりすることもありましたが、正直なところ全員何か違和感があって。でも、Aさんとは前から知り合いのような、落ち着く感じがして。それに、遠出しても良いと思ってもらえるくらい僕に気を許してくれているなら、少なくとも嫌われていないと思ったので」私はつらつらと述べた。「交渉成立ですね」と、Aさんはまるで営業が成功したかのように笑った。「では、これからもよろしくお願いします」こうして、あっさりと付き合うこととなった。アプリ経由だったが、Aさんだけはアプリの先に人柄が見えて、私自身に興味を持って接してくれている感覚があった。また、男に求められるステータスもAさんは求めておらず、一緒に楽しめる存在、落ち着ける存在を探しているようだった。交渉成立と言っていたのはあながち間違いではなく、お互いがお互いの求める人物像にぴったりとマッチしたようであった。

 


外は大雨で雷を伴っていたので、既に3時間以上長居しているカフェにもう少し居続けることになった。

「連絡頻度はどのくらいがいい?」「されたら嫌なことは?」「どれくらい会いたいとかある?」といった擦り合わせをして、お互いに無理の無い範囲で付き合うこととなった。また、オタ活は第一優先とし、お互いに気を使うことなくそういったスケジュールは共有して、忙しい時は朝食や散歩だけのデートでも充分という共通認識ができた。

 


こうして、今年の夏は終わり、秋を迎えようとしている。

 


オタ活を推奨されつつ、お互いの家も15分圏内で、朝活にも付き合ってくれる相手というのはなかなかに良いなと思う今日この頃。

 


しかし、オタクであることを容認されているが故に、筆者は今後も引き続きオタクである。

 


次回以降はまたイベントなどの話に戻るが、今回の全3話は、番外編としてお届けした。いい感じに楽しく生きられるよう、色々なことに向き合ってがんばっていきたい。

 

 

 

おわり

真夏の全国ツアー2023(中編)

〜前回までのあらすじ〜

広島公演にて、あーやこと小川彩ちゃんから寿司を握ってもらい気持ちよくなっていた矢先に新型コロナウイルスに感染した筆者であった。そして療養中、急に思い立ちマッチングアプリを始めることとなった。

 


1回目のアポの後、AさんからすぐにLINEが届いた。私の方が先に送ろうと思っていたにも関わらず、Aさんはその日のお礼を簡潔にまとめすぐに送ってくれたらしい。

 


「次にお会いできるのが今から楽しみです」と、LINEにも書いてくれていた。しがない筆者との会話を4時間半も繰り広げてくれ、それを楽しいと言ってくれる、そんな人はそうそういないだろうと私は感じ始めた。

 


更に、「言葉選びが素敵やなと思いました」「大事にしている部分がわかったので直接お話しできて良かったです」と、肯定的な言葉をこれでもかというほど浴びせてくれた。最初からそうであったが、実際に会ったことでよりポジティブな言葉がけをしてくれるようになった。振り返ると、メッセージを始めた序盤に長文で送ってしまった時には「長文歓迎です!」と、私の紡ぐメッセージに対して好意的な返答をしてくれていた。ブログを2万字も書いてしまう筆者である。普通であれば面倒臭がられるところを、後から聞くと、「(長文に対して)どうやって返そうかなって考えている時間も楽しかった」とのことであった。もしかすると、感性が少々ユニークなのかもしれない。ただ、だからこそ、私もAさんに対してはストレスなく、日々楽しくやりとりできていたのだと思う。

 


元々、2回目のアポの内容は細かくは詰めていなかったので、LINEを送るのは一旦やめにして、次のアポが近づいてからいくつか案を出して再開するというプランであった。しかし、Aさんとのやりとりは途切れることなく無理なく続いたのである。

 


やりとりの中で2回目のアポの場所決めを進めた。最初は町中華にでも飲みに行こうかという話であったが、せっかくならお互いの興味があるところでデートをしようという流れになり、市内のN美術館に行くことが決まった。それに合わせて、近場でカジュアルフレンチレストランの店を見つけて、ランチからの美術館という流れとなった。さらに、作品を鑑賞した後は絶対に語り合いたくなるであろうと、Aさんが提案してくれたカフェも予定に組み込まれた。

 


気づけば、Aさんとは2回目のアポの前から行きたい場所の候補がいくつも上がるほど親密になっていた。

 


「後編」に続く。

 

 

 

余談

 


元々「前編」「後編」のつもりでしたが、予定よりも長くなりそうなので急遽こちらを「中編」としました。

真夏の全国ツアー2023(前編)

こんばんは。

今回は、表題の通り真夏の全国ツアー2023について書こうかと思いましたが、広島公演直後に新型コロナウイルスに感染してしまい沖縄公演に行けず悔しい思いをしその反動でマッチングアプリを始めた話を書こうと思います。

 


***************

 


高熱に侵されベッドで身動きが取れない私。

沖縄公演のチケット代が返金されることはなく、直前キャンセルの航空券代も半額返金がやっとであった。

 


そんな折、あまりにも暇だったためNetflixを開いたところ、生田絵梨花さんが出演しているという『こっち向いてよ向井くん』(以下、『向井くん』)というドラマが目に入った。なんだこのドラマは。まるで私のことじゃあないか。勿論、筆者は赤楚衛士のような子犬系男子顔ではないが、向井くんは設定がほぼ自分であった。『向井くん』について簡単に説明すると、アラサー男子向井くんが、10年前に別れた彼女(美和子=生田絵梨花)のことが忘れられず恋愛についてこじらせているが、それでも様々な女性と接する中で成長を重ねる物語である。物語の中で向井くんの相談役である坂井戸さんを演じる波瑠の可愛さったらないので、それだけでも観る価値は充分にある。

 


私はこの名作ドラマを観て、また、しばらく彼女がいないことを憂い、手始めにマッチングアプリを始めることにした。

 


しかし、この時はすでに職場復帰し仕事が忙しかったこともあり、本腰を入れないまま、ひとまずマッチ数を増やすことに専念して、本格的に始めたのはお盆休みの頃であった。

 


元々研究熱心であった私は、諸々の資料に目を通し、どうすれば攻略できるかを精力的に学んだ。また、気軽に相談できる異性の友人Rさんに女性視点でのプロフィール写真や文章の添削をしてもらい、貴重なご意見を真摯に受け止め吸収した。

 


さらに、約7年来のソウルメイトMさんには、一緒に焼肉を食べに行った時に面白プロフィール写真を撮影してもらった。これ以降いいね数が爆増して、「写真から優しそうな人柄が伝わってきました!」という好感触のあるメッセージをいただくことが増えた。

 


こうして、私は着実にアカウントを伸ばし、いいね数を平均の倍以上獲得し、精神的にやや余裕のある状態を作れたのである。

 


ほどなくしてお盆休みに突入し、私は気が合いそうな異性を本格的に探し始めた。

そこで見つけたAさんは、プロフィールに「ライブで遠征して観光して美味しいものを食べるのが好きです」的なことを書いていた。思わず、「自分やん」と声に出て、そのままいいねを押した。すると、アカウントを育てた甲斐もあってか、Aさんからもいいねが返ってきて、俗に言うマッチング状態となった。しかし、マッチングできたとしても、その後のメッセージが始まらなければ意味がないし、できるだけ早い内に直接会う約束もしなければならない。幸いにもAさんからは好意的な返信が届き、そこからやりとりが始まった。

 


好きなものや感性が近いことは文面だけでも伝わってきて、Aさんとは唯一と言ってもいいほどメッセージのやりとりが苦ではなかった。

 


文面がかなり好みであったため、人柄も掴めてきたところで直接会うことを打診し、Aさんもやぶさかではなさそうだったので、日取りを決めて会うこととなった。

 


初めての待ち合わせは、府内の某老舗喫茶店

11時からの約束だったが、余裕を持って15分前に到着した。すると、Aさんはその3分後にやってきた。事前に知らされていたがプロフィール写真とは違いショートで、初見の雰囲気(オーラ)がかなり良かった。この時点で、連絡先を聞くこととその場で次のアポを取ることを決意した。

 


初めは1,2時間のケーキセットのみのつもりであったが、喫茶店の居心地の良さが味方をしてくれあまりにも話が弾み、気がつけば13時半を過ぎていたので、同店でカレーライスを追加注文した。その後もAさんとの会話は弾みに弾んで、結局4時間以上も滞在していた。

 


ここまで会話が弾んだのも、Aさんも私と同じくアイドルオタクだったからであろう。また、推しの名前が同じという偶然によっても、親密度が上がったように思われる。

 


その後、自然な流れで連絡先を交換し、次に合う日取りと行きたい場所の目星も付けた。あまりにもスムーズにことが運び私自身も驚いたが、自分の中にまったくと言っていいほど違和感はなく、流れに身を任せることにした。

 


Aさんは、会話の中で「落ち着きますね」や「安心しました」と言った前向きな言葉をよくかけてくれ、それは私も同じように感じていた。また、喫茶店を出た後には「次にお会いするのがすでに楽しみです!」と、お誘いしたこちら側を安心させてくれるような気遣いある言葉がけもしてくれ、その人柄に感動を覚えたのであった。

 


(後編)に続く。

大切にしていることはなんですか

誰かを憎むより、好きな人との思い出を増やそう。どうも、私です。2か月ぶりのミーグリ、ということで、だいぶ期間が空きました。実はこの2か月間、仕事が本当に忙しくて、心身ともに疲れ果てていたので、ちょっとだけですが、もうミーグリ干してもいいかな、くらいの精神状態でした。楽しみが楽しみでなくなるくらい、しんどかったんです。でも、結局持ち分はすべて使ってミーグリしました。結論から申し上げます。

 


めちゃくちゃ楽しかった!!!!!

 


岩本蓮加ちゃんとのミーグリめちゃくちゃ楽しかった!!!!!!!!!!

 


岩本蓮加ちゃんとは遺伝子レベルで相性が良いので、やはり楽しかったです。干さなくて本当によかった。

 


ということで、早速ですがレポへレッツラゴー!

 

 

 

5/21 第1部

岩本蓮加 レポ

 


「お久しぶりです」

🪷「お久しぶりでーす」

「俺のこと、覚えてるか!?岩本!」

🪷「覚え(ブフォ)てますよ笑笑」

「あの、今野さんのマネです、これ」

🪷「やだわー笑。やめてよー笑」

「今野さんのマネごめんなさーい」

🪷「アハハッ!笑笑。ありがとうございます笑」

 


(中略)

「アンコールスカートまで受け継いでねー」

 


🪷「あー、そうそう笑」

 


「そんな文化あるんすか?」

 


🪷「全然文化じゃないよ。れんかが使ってたスカートがほんと大っきくてさ」

 


「あっ、そうかー。めっちゃ細いもんな」

 


🪷「ブカブカだったからー、穿いてみようって、言って飛鳥さんの穿いてみてー、こっちの方がまだいいよーって言われて、もらうことになった」

 


「ちょうどよかったね。じゃあ、全ツでスカート見たら飛鳥さんのやって思っとこー」

 


🪷「そうだね。んふふっ笑」

 


「また来ますねー」

 


🪷「うん!」

 


という感じで久々のミーグリが始まりました。久々のミーグリだからこそ使える、今野義雄ネタ。早速披露させていただきました。秋元真夏卒業コンサートでこのくだりを見た時、絶対に使いたいなと思っていたんです。ウケそうなので。ウケそうなことはとりあえず試したい。私はそういう人間だ。

 


とまあ、岩本蓮加ちゃんの特大スマイルを早々に引き出しまして、ライブの話をちょろっとしました。「乃木坂の未来は私に任せてくださいって言ってたやん。心強い」「いや、3期生がね笑」なんて話しながら、飛鳥さんのことを楽しく送り出せて良かったなんて話を聞きながら、アンコールスカートについてまさかの情報を得ました。これって、雑誌のインタビューレベルじゃないですか!?(大袈裟)何はともあれ、皆様にとっても大変有意義な情報になったのではないかなと思います。海外にまで拡散されて、英訳されたりと結構反響がありました。蓮加ちゃんって、話す時にそのシチュエーションを思い出しながら、再現しながら話してくれるのですが、これが可愛いのなんのって。飛鳥さんとのエピソードを含め、楽しいミーグリでした。

 

 

 

5/21 第3部

岩本蓮加 ミーグリ レポ

 


「最近自炊しててえらいですね」

🪷「えらいですよ」

「ちゃんと食べててね」

🪷「うんー」

「上手いじゃないですか。肉じゃがとかね」

🪷「えっ、マジでねー、超おいしいんだよ!笑」

「でしょ?だって見た目美味しそうやもん」

 


🪷「そう。マジで超美味しい。今日さー、体重増えたかなと思って測るやん、じゃあ増えてなくて。食べてる量はあんま変わんなくて、ただ!身体には悪くないじゃん。ポテチとか食べるより。だからきっと健康にはなってるはず。」

 


「なってますよ。目元も健康そうやもん」

🪷「どういうこと?笑 それはわからんけど笑」

「えっ、ハンバーグは直接手ごねするタイプ?」

🪷「するー!」

「いいっすね。素手じゃないとハンバーグはダメだと思います」

🪷「フッ笑笑 そうだね笑」

「卵焼きもうまかったし」

🪷「うまかったねよあれねー」

fo

 


これは、個人的にめちゃくちゃ嬉しいやりとりでした。普段、ライブパフォーマンスの話だとめちゃくちゃ謙遜するのに、自炊のこととなると自分のことを褒めまくり、高めに評価しまくりで。私は蓮加ちゃんにそういう気持ちでいてほしいなと常日頃から願っているので、ここまで言い切ってくれて、本当に素晴らしいなと思いました。体重を計ったくだりは、急に話し始めて。てかさ!みたいな感じで。こういうのがたまにあるのですが、欲しいのはこれよこれ、という気持ちになりますね。健康になってるはず!なんて言いながら、手を組んでお祈りポーズですよ。いや、可愛すぎかて。なんかピュアで可愛かったです。それにですよ、1年半くらい前は、元気じゃないってずっと言っていて、活動制限もしていて。それが、今となっては、嬉しそうに「健康になってるはず!」なんて言うんですよ。他の人にとっては大した話ではないかもしれませんが、私にとっては一番嬉しい一言でした。私自身のことについて何かを言われるより、蓮加ちゃんが前向きに変化しているという話を聞けるのが一番嬉しいです。ずっと応援しているので、できれば元気でいてほしいです。ハンバーグは直接手ごねというのもなかなかな情報だと思います。今回のレポを機に、蓮加ちゃん推しのフォロワーが結構増えたように思います。これからも蓮加ちゃんの面白エピソードを発信するので、楽しみにしていてください。

 

 

 

それでは、本日はこの辺で。

ご愛読ありがとうございました。次回のブログにご期待ください。

 

 

 

余談

 


感情が疲れた時は、温泉に浸かってゆっくり寝るのが一番です。あと、美味しいものを食べて。これからも、乃木坂46と関わる人々が幸せでいられることを願っています。

大切にされているということに

先日はオンラインサイン会とミート&グリートがありましたので、その時のことを簡単にですがまとめようと思います。

 


まずはオンラインサイン会。昨年の5月ぶり、5回目です。今回は、仕事を応援してもらえるメッセージが欲しいなと、ぼんやりと考えていました。(4、5月は激務だが、推しメンからの応援があれば乗り切れるのではないか?という安易な考えから)

 


3・2・1のカウントの後、やっほー。と、蓮加ちゃんは安定の掛け声で始めます。そこで手を振ってくれているのが、迎えられている感がありとても良いのです。何を書けばいいの?と、わざわざ聞いてくれるところも優しい。せっかくなので、「裏に、仕事めちゃくちゃがんばれよ、って書いておいてください」とお願いしました。オッケーイ。表は?と、こちら本位のサインにしてくれようとする気配りが嬉しいです。「表は僕が喜びそうなことを書いておいてください。あっ、イケメン以外で」と言うと、蓮加ちゃんは急に沈黙しました。それまでスムーズに話していたんですけどね。次に、名前は?と、名前まで確認してくれます。思い返すと、過去4回のオンラインサイン会では、同じ名前にしたことが2回とありませんでした。そりゃわざわざ名前まで確認するわ。あっ、呼び捨てでいいの?と聞かれたので、「呼び捨てでいいです。時間がもったいないので」と応えましたが、敬称を付けるくらい3秒でできるのでむしろそのやりとりが無駄だったかもしれません。いや、推しメンとの時間で無駄なものなんて1秒たりともありません。書き進めていたので、「可愛いー。外ハネめっちゃ似合ってる」と、蓮加ちゃんの容姿に触れました。似合ってる?やったー。と、言っていました。可愛い。2月のライブについても少し触れると、声出しがなんと言ってもやっぱり良かったよ、と仰っていました。たしかに、声援があるかないかでは大きな違いですよね。しかし、ライブの話はこの後の全国ミーグリで話すとして、この時は美顔拝見タイムに突入しました。あ、私の顔見ます?みたいなテンションでした。アッハッハッ!と急に笑い出したので何かと思えば、メッセージの改行がおかしくなったとのことでした。許して?と言われたので、「そんなんいいって。ちゃんと頭の中で変換します」とイケボで返しました。タイマーを見ずに話していて、あっという間に終わりの時間を迎え、あっ、もう終わり、また後でバイバーイという感じでフェードアウトしました。

 


要所要所を端折ったのですが、雰囲気はこんな感じでした。特別なことは何も話していませんが、蓮加ちゃんが笑っているだけで楽しかったです。

 


次に、ミート&グリート。

 


自:言いたいことが多すぎて、頭の中を見てほしいんです

れ:おっ?

自:脳内メーカーを作ってきた

れ:ヤバっ笑。ハハハッ笑 えっ!?凄いめっちゃ(めっちゃ口開けてて可愛い)

自:心のモノローグ、マジで良かったですよね

れ:えー!嬉しいんだけどー!

自:いやほんまに。世界一やった

れ:アッハハッ!笑

自:やっぱさ、オリメンやん。心のモノローグは。

れ:オリメン!?笑

自:だってさ、MV出てるやん笑

れ:まあまあまあ笑 たしかにたしかに笑

自:だから思い入れが違うなーって思って

れ:アハッ笑 嬉しいそれは

自:めちゃくちゃ良かったです。あと、別れ際から錆コンの流れ

れ:わかる!!!👉👉

自:良すぎひん?

れ:マジ好きぃ、そこぉー

自:良い曲やし、しかも卒業生に向けてやるっていうのが更に良かった

れ:わかるー!

こんなやり方あるんや!って

れ:わかるー!(めっちゃ頷く姿もかわいい)

自:めちゃくちゃよかったですここも

れ:めっちゃわかる

自:あとね、安定のTシャツインせえへん

れ:アハハハハッ笑

自:マジでライブめっちゃ良かった

れ:ほんと

自:テンション上がるのわかりますわ

れ:テンションマジwwちょー楽しかったわー!

自:ほんまに盛り上がりすぎた

れ:ね!

自:ありがとうございます本当に

れ:いやいやこちらこそありがとう

自:ライブを見て、自分もがんばろうって思えました。最後の挨拶もマイク無しでかっこよかったー

れ:うんうん。ありがとうー

 


最後の表情が色々なものが込み上げてくる感じで印象的でした。

ライブはアイドルが主役なので、めちゃくちゃ楽しかったと推しメンが言ってくれることは本当に良いことです。

 


脳内メーカーが割とウケたので、いくらか作成した内の一つを次の部で使いました。

 


れ:やっほー

自:お疲れ様ー!またちょっと見てほしいのよ脳内

れ:ヤバいでしょ笑。なんでひらがな1個なんだよ笑

自:れんかちゃん 蓮加蓮加蓮加蓮加蓮加…♡みたいな

れ:なんでれんかちゃんいんの?笑 それはどういう意図なの?笑

自:普段呼んでるからそうやって

れ:アハハハッ笑。普段呼んでるやつ1個だけなんだ逆に

自:あっ、そうです、でも、頭の中はちょっと呼び捨てにしてる、みたいな

れ:キャハハハハハ!!笑 そうなんだ笑(※していません)

自:いやー、ありがとうございます。いっつも。(何でもノってくれるので思わず出るお礼)

れ:いえいえ

自:てかさ、声の仕事来たやん

れ:あーね、嬉しいほんとに

自:言ってたやん。だから素敵な声やって

れ:いや、素敵な声ではないけどー笑、

自:いやでも素敵やからー、

れ:いや、素敵ではないけどー、嬉しいよ笑

自:僕もめっちゃ嬉しくて、ただ一泊三万くらいするから…

れ:アッハ!笑

自:ちょっと誰かと泊まらなあかんなーと思って、

れ:うん。そうだよ

自:一緒に泊まってくれます?←

れ:なんでやねん(※完全に真顔)

自:なんでやねんって、まあそうね(それはそう)

れ:wwwwwwwwww(露骨なしょんぼり顔に爆笑してる)

自:じゃあまた最後ー!

れ:うん!

 


fo

 


久々に途中で緊張感が走りましたが何とか終えられてよかったです。

個人的に、蓮加ちゃんってやっぱ凄いな、と思ったのは、単に「ありがとう」や「凄い!」みたいな咄嗟に出る反応だけではなくて、「なんでひらがな1個なんだよ」や「それはどういう意図なの?」のように、ツッコミや質問を巧みに挟んでくれるところです。こういった一言があることで会話が次に進み、楽しいミーグリに繋がっているのだと分析しています。岩本蓮加ちゃんの会話誘導力の高さは一体どこから来るのでしょうか。想像ですが、蓮加ちゃんは常に思考を巡らせているから咄嗟のことにでも濃いレスポンスができるのだと思います。

 


残りは、姪っ子を抱いてミーグリしたり、32枚目の選抜発表について話したり、涙の滑り台のメンバー最強じゃね?と私が一方的に言ったりしました。(結構とっちらかったのでレポにはしませんでした。)

 


この日は不具合やラグが多発していたそうですが、幸いなことに私の番ではそのようなことは一切起こりませんでした。無事に終えられたことがありがたいです。

 


オンラインサイン会から2日後に、レターパックでサイン色紙が届きました。毎度のことながら早いですね。

 


開けた瞬間に、笑っちゃいました。

 


「これからも来るんだよ。」と書いてありました。

 


普通のアイドルなら、「○○くんと話しているととっても楽しいし、これからも来てくれると嬉しいな♡」と書くはずです。それが、来るんだよ。と一方的に決められていたので笑いました。いや、もうちょっと私が勘違いする一言を書くとか気の遣いようがありましたよね!?と、心の中でツッコミました。でも、それと同時に、余計なことがなく、シンプルで良いなと思いました。これからも来いってことは、少なからず良く思っているということでしょう(拡大解釈)。決して特に書くことがないからてきとうに書いたというわけではなく、こちら側の理解力を含めてのメッセージだったと思います。それに、昨年のミーグリでは、「来れる時だけでいいよ」と言っていたのが、「来るんだよ」になったので、個人的には意味があるものだと思います。

 


裏面には、

 


仕事がん

ばれよ!!

ファイト〜。

 


と、書かれていました。改行ミスったポイントここか、と、ここでも笑っちゃいました。

 


ファイト〜。という緩い応援からは、がんばりすぎなくていいんだよ、という蓮加ちゃんからのメッセージが感じ取れます。

 


2分間話したことも含めて、また宝物ができました。機会とお金があればまたいつか応募したいと思います。

 


それでは、今回はこの辺で終わります。読んでくださった方、ありがとうございました。

 


余談

 


最近ふと思ったのが、「成功するアイドルは、決まってファンを大切にしている」ということです。成功するとは、皆さんそれぞれ定義は違うと思いますが、ざっくりと言うと前のポジションにいるということです。本当にただ漠然と思ったことなのですが、何人かと話したところ、同じような考えの方が割といるということがわかりました。では、「ファンを大切にする」とはどういうことなのでしょうか。今のように、直接話せるとするならば、それはファンが喜ぶような対応をすることなのかもしれません。また、ライブや出演作品で良いパフォーマンスをすることもファンを大切にすることなのかもしれません。ただ、たいていのアイドルはこれらすべてを満たしていると思います。それなのにやはり差は生まれていて。成功するアイドルって、分かりやすくファンを大切にしているんだと思います。誰にでもわかるように明らかに。大切にされていると実感しているファンは、ずっと会いに(話しに)行くでしょうし、お花を出したり、ファンレターを書いたり、行動にも移すと思います。それが更なる好循環を生み出し、人気を加速させるのだと思います。逆に、大切にされていないと感じているファンは、徐々に離れたり、会いに行かなくなると思います。ただ、そのような場合はたいてい、アイドルはファンを大切にしているのに、ファン側が大切にされているということに気づいておらず、おいしい思いをできないから勝手に離れていくものだと、なんとなく思います。また、自分が思うようなアイドルでなくなったから推すのをやめるということもあると思います。そのようなことは往々にしてあると思うのですが、これまでを振り返ってみると、自分は案外大切にされているんだということに気づきました。推しメンから目に見えて明らかに良くされているかというと割と煽られたりするのでわかりにくさはあると思いますが、蓮加ちゃんがくれる一つひとつの言葉が私を楽しませたり幸せにしてくれているんだと実感しています。一見わかりにくい愛情に目を向ければ自分自身の捉え方も考えも、良い方向に変わるのではないでしょうか。そして、そういう気持ちで応援することが、推しメンを押し上げるのだと、私は信じています。

 

 

 

 


おわり

伊藤万理華個展『LIKEA』(#marikaito_likea)心斎橋PARCO最終日の記録

 

 

 時計の針が00秒を指すと同時に勤怠アプリの退勤ボタンを押し、8分後に出発する地下鉄に乗る。幸いにも、オフィスから心斎橋PARCOまでは電車で10分程だが、長堀鶴見緑地線の心斎橋駅からだと御堂筋線のホームを経由しなければならず、少し距離がある。

 


 彼女は、もう来ているだろうか。はやる気持ちを抑えつつ、エレベーターで14階へと向かう。入り口で注意事項の説明を受けて、入場料を支払う。ファンクラブのマイページを提示して、入場特典のラミネートカードを受け取る。

 


 中は人だかりだった。40人程度はいるだろうか、全員が壁に向かって同じ視線を向けている。隙間を縫うように視線の先を見遣ると、小さな身体で画面いっぱいにマッキーでイラストを描き進める女性がいた。伊藤万理華だ。

 


 本日は、彼女の個展『LIKEA(#marikaito_likea)』の大阪会場最終日であり、夕方に本人が在廊するという情報が心斎橋PARCOの公式Twitterアカウントで告知されていた。告知がなくとも、最終日かつ、上演中の舞台『装飾時計』の大阪公演がマチネのみというスケジュールから、私は本人が在廊するのではないかという淡い期待を抱いていた。公式アカウントの発表には安堵すると共に、「夕方」という大まかな時間設定に間に合うかどうかという不安もあった。

 


 伊藤万理華は、会場の奥の壁面に彼女のお馴染みのキャラクターと、蝶や電気ウサギ、キノコやカタツムリ等を世界観たっぷりに描き進める。バランスが取りづらい壁に、ほぼ迷いなく、時に上を見て考えながらペンを走らせる姿は路上アーティストのような佇まいであり、その様子を沈黙した観客が見守る。

 


  「できた」「写真撮ります」「皆さんもどうぞ」と彼女は言って、イラストの前でポーズを決めた。描いている最中は、フニャッとした笑顔だったり、真剣な表情を見せていた。それが、写真撮影の際には、"フォトジェニック"の異名を遺憾無く発揮し、含みを持たせた鋭い目つきを見せる。その変化を眼前に出来ただけでも幸運なことだ。

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 「次はどこに描こうかな」と、彼女が移動した先はまさかの私の目の前だった。会場が混み合っていることもあり、身動きもほとんどできないまま、私から1mにも満たない距離で彼女は描き始めた。あまりの近さに常人であれば恐れ慄いてしまう距離なのかもしれない。描く姿は勿論、スカートに描かれた象のイラストも気になる。あまりにもカジュアルな距離感は、貴重であり、また当たり前でもあるような不思議な感覚をもたらした。ただ一つ言えることは、変わらない安心感がそこにはあった、ということ。彼女が放つ空気は、人当たりがとても良いのだと思う。仕上がったイラストは宝飾時計の杏香だ。イラストに指を差して伊藤万理華がポーズを決めると同時に、何故か私もイラストを指差した。描いている最中は横顔か後ろ姿だったが、こちらを向くと愛らしさを残しながらも自信に満ち溢れた美しい姿に、私の心はかつての恋心を取り戻したようだった。

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 次に、「どうしようかなー」と、GROWING WALLの前で考えるも、「ここは結構描いたしなー」と言いながら、一旦は描くことをやめ、手を伸ばすと簡単に届く距離で私の目の前を通り、彼女はレジの方へと向かった。もしかすると、レジ打ちをするのではなかろうか。彼女のあとをついていくように、私はグッズ売り場へと向かった。そして、ポストカードを手に取り、レジへと並ぶ。周りの人々は皆、ただただ彼女を見守るだけで、追従する者はほとんどいなかった。

 


 彼女はレジの奥へと入り、iPhoneを頭上に掲げて、「みんなの写真を撮ろーっと」と宣言して数回シャッターを切った。その写真は後にストーリーズに掲載されることとなる。

 


 私のレジの番はすぐに来た。「何買ってんの?」と、伊藤万理華はレジの前の台を覗き込む。何度も何度も。彼女は何かを考えているようだった。そして閃いた彼女は、「バッジあげる!どうぞ!」と、何種類かある缶バッジの内の1つをケースから取り出して、私に手渡してくれた。本来は、書籍とグッズで合計5,000円以上買い物をしなければもらえない特典だ。そのところを、彼女の優しさから、本人直々で手渡してくれたのだ。しかし、正直なところ、その時はまさかの出来事に驚き、夢の中にいるような感覚でもあったため記憶には自信がない。それでも、缶バッジはたしかに彼女の手から私の手へと渡ったことに違いはなかった。私は「ありがとう」と受け取り、「ずっと見ているし、楽しんでいます!」と伝えた。すると彼女は、「ふひひ」と笑って、視線を逸らした。「私を見て楽しんでくれているのが嬉しい」と、かつて彼女がアイドル時代に握手会で言ってくれたその言葉は彼女を追い続ける上でのとても大切なもの一つになっている。だから、今でもそうですという気持ちを伝えたくて、その一言だけでもと伝えた。伝えられて本当に良かったと思う。実際に会って、一言でも直接言葉をかけられる機会があることは、ファンにとって本当に貴重だ。そのことを改めて実感した瞬間だった。そのやりとりの後に、「みんなにバッジを配ろう」と、彼女は少しの間、グッズを購入した人にバッジを配り、幾らか言葉を交わした。少し下がって見ていたが、とても楽しそうで、嬉しそうだった。ファンが彼女に勇気づけられるように、彼女にとってもファンと接することで得られるものがあるならいいなと思った。

 


 混乱を招かないようにか、バッジ配りは数人で終わってしまい、彼女は一度バックヤードへと戻った。私は直接話せた余韻に浸りながら、展示物を改めて鑑賞した。しばらくすると入り口を出てすぐのところから拍手が聞こえた。彼女は外へと移動し、入り口の壁面にイラストを描き入れていた。

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 こんなにも贅沢な空間が現実にあることは奇跡なのだろう。伊藤万理華は、現場に居合わせた50人弱のファンに奇跡を見せていた。個展の最終日にここまで進化させ、ファンを更に楽しませる。彼女の表現者としての姿勢は、多くの人々に勇気と元気を与え、世の中をより豊かにするものだと思った。

 


 場外の壁面を描き上げると、また場内へと戻り、「ありがとうございました!」と丁寧に挨拶をしながらバックヤードへと戻った。

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 私は数人のファンとともに閉館間際まで会場に残り、個展の閉幕を見届けた。

 


 御堂筋を帰りに歩き歌うは設定温度。

 


 夜空には朧月。

 


 もらったバッジは後生大事にする。

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おわり