空き時間にどうぞ

伊藤万理華さんとの交流を主に書いています。

乃木坂46のメンバーと運動会!?~乃木坂46 4thアルバム「今が思い出になるまで」“ファン感謝祭”スペシャルイベント~

※注意※
かなり長いです。
記憶が混同して順序がおかしい箇所もあるかもしれませんが、記憶の限り書きました。

 

開幕編

 


普段は握手会が開催されている関東某所にて乃木坂46の運動会は開催されました。
種目は以下の通りです。

・第1回 メンバー対抗 乃木坂46大縄跳び対決!
・第1回 メンバー対抗 乃木坂46玉入れ合戦!
・第1回 メンバーと卓球対決!

 

エスカレーターを降りると受付で、当選メールのURLから取得できるQRコードを専用の機械で読み込みチェックイン。
荷物検査は普段の握手会よりも厳重で、すべての荷物を出すように言われた上に、スプレー類は肌に吹きかけるよう指示がありました。

 

会場となるホールには、パイプ椅子が種目毎に、1メンバーにつき2列ずつ5席配置されています。
重複当選者は、第1種目の大縄から座るようアナウンスがあり、岩本蓮加ちゃんの玉入れにのみ参加する私は、その最前席に座りました。
今回のイベントは、午前中は3期生、日中は2期生、夕方は1期生のグループ分けです。

 

目の前にある1mほどの柵の奥には大縄が並べられ、左手側奥には玉入れカゴが等間隔で立ち、それぞれの足元には紅白の玉が用意されています。
玉入れカゴと向かい合う先には、卓球台が横2列で6台ずつ並びます。
各イベントは10名ずつ当選で、1メンバーにつき最大30名居るので、全体で300名弱が集まっています。

 

司会進行は、握手会のアナウンスで知られる、吉田チーフマネージャー。(会場にいるファンからは、少し小奇麗になったのでは、と好評です。)
各種目のルールが説明された後、
「それでは、ケガの無いよう準備運動をしておきましょう!」と盛り上げるのは良いのですが、メンバーが登場してから一緒にする方が楽しいと思います。

 

結局、マネージャー、スタッフ、ファンでイベント前に準備運動。
屈伸や前屈、アキレス腱など、部活の練習前かと思うほど入念にほぐします。

 

吉田チーフマネージャーによる前座が終わり、待ちに待った運動会が幕を開けました。
「メンバーの入場です!拍手でお迎えください!」

 

割れんばかりの拍手の中、キラキラしたオーラを纏う3期生が登場しました。

 

ロングヘアーの山下美月ちゃんのオーラは休業中にも関わらず漏れ出でて、
大園桃子ちゃんの黒髪お団子ロングと笑顔のコントラストは空気を爽やかにし、
髪を切ってほどない岩本蓮加ちゃんのショートポニーは、さながら雀の尻尾のよう。

 

乃木坂ジャージに、新品の白い運動靴。今流行りのダッドスニーカーのようなボリューム感があります。

 

大縄編

 


早速、メンバーは第1種目の大縄の場所へと向かいます。
大縄での岩本蓮加ちゃんは10m程度離れたところに居ましたが、用意していた推しメンタオルでアピールしたところ手を振ってもらえたので、それだけで応募に費やした金額分の満足感がありました。(満足するのが早い。)

 

大縄は、メンバーとスタッフで縄を回し、ファン10名が跳ぶという内容でした。
ファンの間では「メンバーと一緒に跳べるかもしれない」という期待が僅かながらにあったかもしれませんが、安全第一で考えるとそれが一番。
2回チャレンジして、跳んだ回数の合計を競うというシンプルなルールでした。

 

まずは、メンバーが縄回しの練習をします。
これまでになかったイベントだけに、その様子を見られるだけでもレアです。

大縄では、岩本蓮加ちゃんのチームは一番奥であまり見えなかったので、目の前の大園桃子ちゃんのチームを観ました。
先述した通り、黒髪お団子ロングの髪型が本当に可愛い。
ファンと会話している時も、変わらぬ鹿児島訛りで可愛い。
大園桃子ちゃんのファンの方々は全体的に若くて今風男子が多かったのですが、優しそうな雰囲気がありました。

 

1回目が終わると、一旦集計に入ります。
結果が出るまで数分間、メンバーとファンで話せる時間がありました。

 

2位、チーム伊藤理々杏、10回。
11回と、僅差でチーム久保史緒里が暫定首位。

 

2回目はドラマが起きました。
3位のチーム山下美月は21回と、1回目の記録を大きく上回ります。

 

そして、栄えある第1位は、31回でチーム岩本蓮加
1回目では0回だったものの、驚異の粘りと連携で見事に総合優勝を果たしました。
試合終了後、岩本蓮加ちゃんは会場内のコンクリートに倒れ込みます。
その後すぐに立ち上がり、景品としてファンにサイン入りマフラータオルを贈呈。
もし大縄に参加していればサインを貰えたかもしれませんが、観戦するだけでも充分楽しいです。

 

計15分弱のイベントでした。

 

玉入れ編

 


そして、第2種目は玉入れ。
いよいよ出番です。
メンバーは先に玉入れカゴの下に立っていたので、私は岩本蓮加ちゃんのもとへ駆け寄りました。
頭に巻いたハチマキは、「いや、白色だろ(笑)」と、玉の色に合わせるよう蓮加ちゃんから言われ、リバーシブルの赤から白へと巻き直します。

 

「意外と低くない?これくらいだったらいけるじゃん」
蓮加ちゃんが言う通り、玉入れカゴの高さ公式4.2mの半分ほどの高さでした。
「(身長が高い)梅が有利」と、チーム梅澤美波の方を見遣ります。

 

計2回、30秒ずつメンバーとファンで玉入れを行い、優勝したチームにはここでもメンバー直筆のサイン入りマフラータオルが渡されます。

 

1回目の前に、岩本蓮加ちゃんとファン8名で円陣を組み、蓮加ちゃんの「エイ!エイ!オー!」の掛け声で気合を入れます。
隣にいる蓮加ちゃんとの距離が思いのほか近くてトキトキメキメキで、
気分はもう、クラスメイトです。(14浪。)

 

開始前に玉を手に取ると、スタッフさんから「合図まで触らないでください」と、なかなか厳しいルールです。
玉はリズム良くカゴに吸い寄せられましたが、周りのチームよりは床に残ったままでした。
制限時間となり、一旦集計に入ります。

 

その間、ファンの一人が先日の仙台での個別握手会の際に何か仙台らしい美味しいものを食べたか訊ねたところ、
「握手会の時はその土地のケータリングが出ないから食べてない。でも、お土産に牛タン味のじゃがりこを買った。でん(佐藤楓さんのことです)と」とのことでした。
ケータリングが出るのはライブの時だけのようです。
ちなみに、岩本蓮加ちゃんの握手会での食事はカップラーメンのことが多い、と、その筋から情報を得ています。

 

チーム岩本蓮加の結果が167個だった中、200個以上入れたチームもありました。
「もうやる気なくなった」
「絶対勝てないじゃん」
そう言って、岩本蓮加ちゃんはフィールドから立ち去ってしまいました。
彼女が向かった先は阪口珠美ちゃんがいるコート。
「蓮加~」と言いながら、阪口珠美ちゃんは両手を広げて迎え入れます。
と、そのままハグ。
2、3m先で繰り広げられる“れんたま”のハグ。
この世で最も美しい光景を私は脳裏に焼き付けました。
どんなに辛いことがあったとしても、瞳を閉じて思い出せばいつでも笑顔になれる“れんたま”のハグ。
玉入れの結果は振るわなかったものの、逆にそれで良かった、それが正解なんだとすら思えます。
普段こんなに近くでメンバー同士の交流を見られる機会はそうそうないので、有り難く拝みました。

 

そして、玉を拾う時の岩本蓮加ちゃんの手の美しさ。
色白で細い指に、ほどよくツヤのある爪は、さながら宝石のようでした。
客観的に眺めると、一回一回をより大切に握手させていただかなくてはならないという気持ちが芽生えます。

 

2回目は大幅に数を伸ばし201個でしたが、優勝には届きませんでした。
吉田綾乃クリスティーさんのチームが優勝し、知り合いの方がサイン入りグッズを貰って喜んでいました。

 

玉入れ自体はゆっくり話せるようなイベントではありませんでしたが、メンバーと一緒に身体を動かせるという貴重な機会で、当選出来て本当に良かったです。

 

卓球編

 

最後は卓球。
メンバーとファンで戦い、5点先取した側が勝ちというルールです。
デュースはなく、4-4となった場合もどちらかが先に5点取れば終わりです。
また、5-0でファンがストレート勝ちした場合は、メンバーの直筆サイン入り扇子が、3点差以上でファンが勝つとサインなし扇子の特典付きでした。
卓球は、ファンとメンバーが1対1で向き合えるイベントの為、運動会イベントの中では一番オイシかったかもしれません。

 

本戦の前に、まずはメンバー同士で練習します。
さて、こちらの卓球ですが、なんと大縄や玉入れに参加したファンは待機エリア内であれば自由に観戦出来ました。
大縄待機エリアの一番端の柵からメンバーがいる卓球台まではほんの2m程度しかなく、長近距離で観られる神イベントです。
最もファン側寄りで練習していたのは、久保史緒里ちゃんと阪口珠美ちゃん。
この2人の卓球が、面白くないわけがありません。
阪口珠美ちゃんの返球は、さながらジャックナイフのように久保史緒里ちゃんを襲います。
バラエティ番組での運動会企画を目の前で観ているかのようです。

 

本番が始まりました。
ファンとメンバーが向かい合い、まずはジャンケンで先攻後攻を決めます。
この時は少し談笑できるので既に楽しそうな雰囲気です。

 

「ヨッシャ!!!」と叫び声が聞こえた先は、久保史緒里ちゃんのファンの方。
10代のメンバーに強烈なスマッシュを決めて雄叫びを上げる姿は大人げがありません。
しかし、それほど白熱してしまうのが卓球なのでしょう。

 

久保史緒里ちゃんは結局試合に負けてしまうのですが、
血流が良くなり赤くなった頬が可愛いのなんのって。
熱くなり、ラケットで自分のことを仰ぐ久保史緒里ちゃんも可愛い。
阪口珠美ちゃんのことも仰いであげていました。

 

「よーし、よしよしよし」
阪口珠美ちゃんのファンは、そう言って着実に点数を積み上げます。
サイン入りグッズという餌に釣られ、ファンの手加減は一切ありません。

 

そんな折、私の足元にピンポン玉が転がってきました。
拾い上げて、目の前にいる阪口珠美ちゃんに手渡しできるというスペシャルイベントが発生しました。
運動会ではメンバーに触れてはいけないので、阪口珠美ちゃんの手のひらの上に置くように渡そうとする私。
「どうぞ!」そう言って差し出すと、
「ありがとうございます!」と、阪口珠美ちゃんは整った白い歯を見せて、接触することなんてお構いなしに私の手に触れてピンポン玉を受け取りました。

 

触れてるゥゥゥウ!!!!
阪口珠美ちゃんめちゃくちゃ触れてくるゥゥゥウ!!!!!
ラケットを握っているからか、手汗でやや湿っています。
後輩か?卓球部の阪口先輩に拾ったピンポン玉を渡す新入部員か?そういう役を私は与えられたのか?「Documentary of 乃木坂46」のワンシーンとしての撮影か?と思うほどテンションが上がりました。

 

メンバーを間近で見られるし、ちょっとした交流も出来るし、応募していなくてもこんなに楽しんじゃって良いのでしょうか、という気分です。
阪口珠美ちゃんは、さすがの運動神経で徐々に上達してラリーが続くようになるも、運営スタッフに注意されるほどトチ狂った卓球をすることもあり、掴みどころがありませんでした。
個人的に思い出して笑えるのは、「せーの、わぁ!」と、一人で掛け声をかけて結局かけてサーブミスをする阪口珠美ちゃんでした。

 

逆サイドを見てみましょう。
与田ちゃんです。
小さいので身体の半分以上が卓球台に隠れています。
めちゃくちゃ可愛い!!!!!
しかも、対戦前に無駄に肩を回しています。
グルングルンと回しています。

 

与田ちゃんの対戦相手は、体操着に赤白帽のファンで、胸の刺繍には“西村”と縫われています。
その姿を見ただけで与田ちゃんは笑っています。
そして、どうやらラケットを自作して持ち込んでいるようなのですが、それがめちゃくちゃ小さい。
与田ちゃんはそれを欲しがって、最終的にバックヤードに持ち帰り、山下美月ちゃんと吉田綾乃クリスティーさんから「何それ?笑」とツッコみを受けたそうです。
それはそうなります。


しかし、こちらの“西村”さん、与田ちゃんへの愛が深すぎるあまり、運営スタッフから本気で詰められるシーンもありました。
おそらく、与田ちゃんに点を取られた時に、ラケットを地面に叩きつけるという演出だったのですが、やはりややオーバーだったようで、
「そういうのいらないから。出てく?」と手に汗握る展開へ。
それをテーブル越しに見ている与田ちゃんはヒィヒィ言いながら笑っています。
もしやこれはヤラセか?運営スタッフとファンの間で繰り広げられる茶番か?と思えるほど、与田ちゃんは爆笑しています。
遂には笑い転げて卓球台に突っ伏しました。
運営から詰められるギリギリのラインを攻めながらも、こうしてメンバーを笑わせられるのは若さゆえですね。

 

与田ちゃんはマスコット的存在での可愛さかと思えば、スマッシュを決めるシーンも。
「与田スマッシュ決まりました!メンバー内でも徐々に上達しております!」と、吉田チーフマネージャーは一段階大きな声で会場を盛り上げます。
吉田綾乃クリスティー!厳しいコースを決めました!」
元卓球部だという吉田綾乃クリスティーさんは、容赦なくファンを攻撃し、得点を決めると顔の横で両手を開き、ドヤ顔でファンを挑発する一面も。
吉田綾乃クリスティーさんのファンは、誰一人としてサイン入りグッズを貰えなかったそうです。

 

一方、ストレートで敗北して扇子にサインをする阪口珠美ちゃん。
「勝ったのー!?凄いね!」と、阪口珠美ちゃんのファンに話しかける久保史緒里ちゃん。
テンションが高まったのか、自分のファン以外にも積極的に絡みます。

 

久保史緒里ちゃんは、試合の合間毎に水分補給をしていて、ストローで水を吸う姿がふっくらほっぺと相まって可愛いハムスターです。
水がほとんどなくなったボトルを左隣の阪口珠美ちゃんに見せつけて「凄くない!?」と話しかける場面も。
普段の楽屋でも、ウザ絡みしているのかもしれないと想像すると、微笑ましくなりました。
しかし、あまりに素が出ているのか、柵に腕をかけ目を見開いて話す様子はホラー的要素がありました。
ザンビでの経験がまだ抜けきっていないと考えればしっくりきます。

 

久保史緒里ちゃんは、卓球の試合中も楽しそうです。
ファンの中には、マイラケットを持参する気合の入った方も。
「マイラケットを持ってきたよ」と言いながら、わさびおろしを取り出しました。
「もう、本当にそういうのいいから」久保史緒里ちゃんの対応がやや辛くなります。(わさびの影響か?)
「チョレーイ!」さすがにわさびおろしでは卓球はしなかったものの、わさびおろしおじさんはなかなかのやり手で久保史緒里ちゃんを追い詰めます。
それまでは楽しそうだった久保史緒里ちゃんですが、わさびおろしおじさんに対しては「うっさい!!!」とキレるシーンも。
結局、5-0でわさびおろしおじさんが勝利を収めるも、久保史緒里ちゃんは「やだぁ」と言いながら渋々サインを渡しました。
しかし、それすらも嫌がっているのではなく、ファンのタイプに合わせて対応できる久保史緒里ちゃん、といったところでした。
卓球のプレイでは、久保史緒里ちゃんはフォアハンドが上手かったです。
ポニーテールを揺らしながら卓球に奮闘する久保史緒里ちゃんを間近で見られたことは一生の思い出です。

 

卓球台は遠いものの、その他のメンバーの様子も若干見えました。
試合に負けた大園桃子さんの「負けたぁ」は気が抜けていて癒されますし、
大敗した岩本蓮加ちゃんの「もうやだぁ」は目の前で聞きたかったですし、
腕を天に突き上げて「勝った!(自分)めっちゃ強い!」と言う梅澤美波さんは、さながら自由の女神像のような存在感でした。

 

かくして、計1.5時間にもおよぶ乃木坂46の3期生との運動会は幕を閉じました。
自分自身が参加できた玉入れは楽しかったですし、他の競技を近距離で観戦出来て盛り上がれました。
メンバー退場時は柵の最前にいたので、岩本蓮加ちゃんからはちゃっかりレスをいただきました。
目を合わせて「ばいばーい」と言っていただけるだけでも感動します。
岩本蓮加ちゃん、3期生の他のメンバーの皆様、吉田チーフマネージャーをはじめとするスタッフの皆様、楽しいイベントをありがとうございました。
一緒に力を合わせたファンの皆様もお疲れ様でした。
楽しい思い出になりましたね。

 

中休み編

 


さて、3期生との楽しい運動会は終わりましたが、ゆっくりする暇はありません。
吉田綾乃クリスティーさんのファンの方と京葉線に乗り込み、都内某所のボウリング場へと向かいます。
スケジュールがギリギリで荷物も多かったので、最寄り駅からはタクシーを駆使して会場に到着。

 

ボウリング場の入り口では、白石麻衣さんのファンの方と、星野みなみさん寺田蘭世さん、渡辺みり愛さんのファンの方が待っていてくださり、4人で2レーンを使って練習スタート。
前評判通り、フロアはまったく滑らず、勢いを付けて投球すると転んでしまいそうです。
スローモーションで投球する練習をしました。
スコアは134とあまり振るいませんでしたが、ストライクも出てスペアメイクも出来たので、あとは本番の自分に任せます。
せっかくなので優勝したいですね。

 

ボウリングの練習を終え、再び運動会会場へと戻ります。

 

そう、絶世の美女、白石麻衣さんとの運動会に参加するためです。

 

1期生運動会編

 

 

3期生運動会の際に荷物検査の厳重さを把握できたので、貴重品以外はコインロッカーに預けて入場。
1期生ファンの知り合いは多いので、関係各所にご挨拶を済ませて、「白石麻衣」と書かれた札の前に着席します。
白石麻衣さんの運動会は、参加者の半分が知り合いである大縄に参加しました。
残りの方々も良い人そうな雰囲気で、1名だけ女性がいらっしゃいました。

 

周りの方と楽しく話している内にマネージャーの方から着席を促されると、メンバーが入場。
さすがは1期生。
和気藹々としながらも、百戦錬磨のオーラが溢れています。
白石麻衣さんは、センター分けの少し赤みがかったダークトーンの髪色で、覇王色の覇気を纏いながらご入場されました。
高まる期待感を胸に、白色のハチマキを巻いて気合を入れます。

 

3期生の時と同様に、事前にメンバーとスタッフの方で大縄を回す練習をします。
しかし、我らが白石麻衣様は練習をする気配が一向になく、ずっとスタッフさんと話し込んでいます。
おィィィイ!!!!!
大丈夫かよォォォオ!!!!!
普段大縄跳びとまったく縁がなさそうなのに、一度たりとも練習せずにぶっつけ本番で本当に大丈夫なのだろうか。
不安にかられながらも、その圧倒的に美しい佇まいに、私たちはただ眺めることしかできませんでした。

 

そして迎えた本番。
コートに入り、「宜しくお願いします!」とご挨拶をすると、「よろしくー」と言いながら我々下民に目配せをしてくださる大まいやん様。
それだけで泡を吹いて倒れそうです。
現に、白石麻衣様に近づくことができないファンがほとんどで、数メートルの距離を置いていました。
しかし、本当にそれで良いのでしょうか。
あの白石麻衣様に長時間謁見できる機会なんて、もう今後ないかもしれません。
私は勇気を出して、白石麻衣様に近づきました。
すると、彼女の視界に入ることができ、あちらからお声かけくださりました。

 

まいやん様「あー!ハチマキ巻いてるー(笑)」
私「白いハチマキと石色のスニーカーで白石さんを意識しました!」
まいやん様「あざす(笑)」

 

少しのやりとりでしたが、あのまいやん様が私のことを見て反応してくださったのです。
ただただ幸せでした。
もう天に召される思いで、足は半分宙に浮いた状態だったので大縄に引っかかることは絶対にないだろうと確信しました。

 

チーム白石麻衣は、事前に試合前の掛け声を決めていました。
「ファイ!ティン!ポー!」
会場の屋根を突き破る勢いで、10名一丸となって気合を入れました。
出来れば白石麻衣様にも円陣に入っていただきたかったのですが、気分の問題か、はたまたセキュリティの問題か、まいやん様は縄を持ちご自身のポジションで見守っているだけでした。
しかし、私は見逃しませんでした。
「ファイ!ティン!ポー!」の掛け声に微笑んでくださった白石麻衣様を。
本当は乾いた笑いだったのかもしれません。
しかし、そんなことはどうだって良いのです。
白石麻衣様が我々ファンの言動に対して何らかの反応をくださったことが本当に嬉しいのです。
隣にいたマネージャーの方も笑っていたので、ドラマの台詞はセーフだったということになります。

 

ファンは自分のポジションに立ちました。
しかし、誰一人として大まいやん様の目の前で跳ぼうとするファンはいません。
圧倒的オーラで近づけないのです。
ようやく立ち位置が決まり、まいやん様の前は、この日のイベントに全参加のLouis Vuittonのリングを身に付けたファンの方が先頭に立ちました。
全イベントに参加かつLouis Vuittonのリング。
庶民の私は圧倒的財力に震えながらも、それくらいのステイタスをお持ちなのが白石麻衣様のファンなのかもしれないと思いました。

 

「いくよ!」
と、言い放ち、まいやん様はスタッフの方とともに縄を回し始めました。
上手い。
めちゃくちゃ上手い。
跳びやすい。
まいやん様は、大縄を回す練習をまったくしていなかったにも関わらず、縄は大きな弧を描いて崩れることなく我々ファンを掬ってゆきます。
ソフトボールで鍛えられた強肩は顕在でした。
まるで、まいやん様から放たれる光のベールに包まれているような気分です。
ぶっつけ本番でここまで出来てしまうとは、さすがは超一流芸能人。
さすがはCM女王。
CM撮影でのダンスも一発で覚えて完璧に踊り切ったという逸話がありますが、そういう星の名のもとにお生まれになったに違いありません。
勿論、努力あってのことだと思います。
しかし、それを表に出さず、いつもニコニコと周りを明るくしてくださる姿勢は、社会人として見習いたい部分でもあります。
ファンとアイドルの交流イベントではありますが、学べること、感じられることは多々あります。

 

我々ファンの力不足で、1回目は6、7回のところで引っかかってしまいました。
大丈夫。
まだ逆転出来る。
ポジティブな言葉が飛び交い、2回目に希望を託しました。

 

集計結果待ちの間は、2、3分の間メンバーとファンで会話出来ました。
私は、白石麻衣様がモデルを務めるコンタクトレンズのfeliamoのチラシを徐に取り出し、印刷された4パターンの白石麻衣様を見て、
「どのまいやんちゃんが良いだろう。選べないなあ」というわざとらしいネタ振りをして、「やっぱり目の前のまいやんちゃんが一番!」という茶番をしたいなと考えていたのですが、
私がポケットから取り出すや否や、
「あー!それ持ってきたんだー!笑」と、白石麻衣様はまたもや小道具に触れてくださりました。
好きになっても良いですか?
年齢差もちょうど良い気がします。
まずはお友達からお願いします。
そんな気持ちを抑えていると、
「僕はもうボウリングに参加しない方がいいですかね!?」
と、某サッカー選手が数時間前に練習したボウリングのスコア表を取り出し白石麻衣様に見せようとしました。
しかし、すかさず止める運営。
「大縄以外の会話はごめんね」
周りのメンバーは明らかに談笑しているのに、白石麻衣様に関しては雑談すら許されないようです。
しかし、大まいやん様を目の前にして呼吸出来ているという現実だけで充分なので、不満はどこからも漏れません。

 

2回戦へと移ります。
今回もやはり白石麻衣様は縄回しが上手い。
これは46回跳べるのでは?
5回目まではそう思いました。
しかしまたもや6、7回目で引っかかってしまい、あえなく失格に。

 

「申し訳ございませんでした」
地面に頭を付け、土下座をする5名ほどのファンたち。
あまりの不甲斐無さに自然と前屈みになっていました。
それに対して、
「もっと頑張って」
と、白石麻衣様からお叱りのお言葉が。
本当に申し訳なく思いました。
大まいやん様が回して下さった縄に引っかかるとは、何よりも許されることではありません。
しかし、楽しかったのでオールオッケー。
白石麻衣様、そしてファンの皆様と一緒に一瞬でも同じ目標に向かって頑張れたことが何よりの財産です。
結果発表で奇跡の一位にならないかと祈りましたが、上位三位にすら入賞することはできませんでした。
しかし、大切なのは素敵な思い出です。
私はこの大縄のことを一生忘れません。
間違いなく、人生で一番楽しい大縄でした。
これ以上の大縄に出会うことは今後の人生で絶対にありません。
断言できます。
そのくらい楽しかったです。

 

次の種目は玉入れ。
練習で両手投げする松村沙友理さんがとても愛くるしいです。
掛け声も「がんばりまっちゅーん!」とお馴染みの台詞でチームをまとめ上げます。

 

玉入れの結果は、チーム白石麻衣様が優勝。
白石麻衣様もさぞお喜びだったそうです。
乃木坂工事中で魅せた大まいやん様の玉入れ技術も顕在だったようです。
また、円陣にも加わっていたそうなのですが、大縄と何が違うのかを考えた結果、某サッカー選手がいないからでした。
次があればシンプルに別のイベントに応募するつもりです。

 

さて、楽しい時間もあと僅か。
最終種目の卓球です。
柵のギリギリで試合を応援出来るので、秋元真夏さんの卓球台前に移動しました。
秋元真夏さんとの距離は2mもありません。
さらに、その奥の台には生田絵梨花さんがいらっしゃいます。
今はもう個別握手会に参加されないお二人をこんな近距離で見られるなんて。

 

練習は、秋元真夏さんと生田絵梨花さんで行われました。
バラエティ能力が高い二人です。
秋元真夏さんは早速ホームランを打ち、場外へと飛ばしてしまいました。
それを取りに行くスタッフ。
そんな二人の練習を見守ってたまに微笑む齋藤飛鳥ちゃん。
私は死んでしまったのだろうか。
ここは天国なのだろうか。
5分くらい仲睦まじい練習を眺めることが出来ました。

 

本番が始まると、秋元真夏さんは意外と器用にラリーを続けます。
しかし、2人連続でのサイン提供。
要するに2連続でのストレート負けです。

 

真夏さんに勝ってほしい。
そんな思いから応援に熱が入り始めました。
「真夏さん!がんばれー!」
ギャラリーは声を上げました。
「がんばるね!」
声援を受けて奮闘する真夏さん。
あるセットでは、4-3とリードしました。
「あと1点!あと1点!あと1点!」
盛り上がる観客たち。
その期待に応えようと、真夏さんは必死にラリーを続けます。
集中すると、真夏さんの左手はお盆を上に載せているようにピンと上向きにした独特なフォームになりました。(ウエイトレス)
「左手!笑」
そこを見逃さず面白がるファン。
乃木坂工事中がそのまま飛び出したようでした。

 

真夏さんは最終的に4-5で敗北。
しかし、その頑張りに多くの人の心は打たれました。
「感動した!ありがとう東京オリンピック2020!」
おそらく東京オリンピックと言いたかっただけだと思います。

 

最もファン側の台が秋元真夏さんだったからか、卓球の応援は異様に盛り上がりました。
次第にコツを掴んだのか、真夏さんは初勝利を収めます。
「おめでとう!!!」
会場は祝福ムードに包まれました。
応援していた真夏さんが勝つなんて、こんなに嬉しいことはありません。
いつの間にか声が枯れていました。

 

生田絵梨花さんは、と言うと、
声援を送ると、
「がんばる!」
と、ガッツポーズ付きのドヤ顔で応答してくれます。
しかも、声援の度に何度もやってくれるので最強のお嬢様の気品が感じられます。
ファンとの試合前にサーブ権を決めるじゃんけんの際は、
「じゃーん、けーん」
と言いながら、身体を大きく後ろに仰け反らせて、
「ぽん!」
と、満開の笑顔とともに手を出していました。
そのじゃんけんを目の前で見られただけでもファンの方は嬉しかったのではないでしょうか。
離れて観ても楽しそうでした。

 

齋藤飛鳥ちゃんは、サーブを台に対して直角に打ったり、両手でラケットを持つなど奇行が目立ちましたが、返球の度に跳ねる様子は本当に可愛かったです。
退場時はマネージャーの方の背中を押しながらバックヤードへと戻りました。
子守をするのもマネージャーのお仕事です。

 

徐々に試合が終わり、遠巻きに井上小百合さんが見えました。
ギャラリーはここぞとばかりに、
「さゆにゃんがんばれー!」
とロングレンジから叫びます。
ここまで来るともう声を出したいだけなのかもしれません。
その声があまりにも煩かったのか、井上小百合さんは口元に人差し指を当てて、シーッとジェスチャーをしていました。
その姿も可愛く、いずれにせよギャラリーは満足した様子でした。

 

最後まで残ったのはキャプテンの桜井玲香さん。
「つかれたー!」と言いながらも颯爽と会場を去る姿には目を奪われました。

 

あ、サインは扇子がなくなったので白のピンポン玉に書かれていました。
今回限りでかなりのレア物だと思います。

 

1期生はイベント慣れしているのか、全イベントを通じてちょうど1時間で終わりました。
白石麻衣様と大繩出来たり、秋元真夏さんや生田絵梨花さんと一緒に楽しみながら卓球を観戦出来たり、またとない機会となりました。
今回、このような楽しいイベントを企画して下さった乃木坂46の運営の皆様には感謝してもし切れません。
これからもルールとマナーを守って楽しめればと思いますので、宜しくお願いいたします。

 

岩本蓮加ちゃんも本当にありがとうございました。
優勝こそ逃してしまいましたが、一緒に楽しめて嬉しかったです。
次はいよいよボウリングです。
そしてその後は夜からクルージング。
楽しいことだらけです。
握手会、運動会、そして翌週にはボウリングとクルージング。
乃木坂46のメンバーと過ごせる限りあるこの時間を、精一杯大切に生きたいと思います。
そして、その気持ちを実生活でも上手く活かせますように。

 

以上、長くなりましたがこの辺りでお終いとさせていただきます。
ここまで読んでくださった方、ブルーベリーを摂取したり、ほっとアイマスクを付けるなど、目を労わってあげてくださいね。
それでは、また次のイベントでお会いしましょう。
今が思い出になるまで。


おわり