おつかれんたん。
今日は自分にとって最後のミーグリでした。
これまでの岩本蓮加ちゃんはオンラインでも沢山笑ってくれて、きっと最後のミーグリも楽しく終えられるだろうと思っていました。
ハロウィンということで、駄菓子屋でお菓子を買い込んで、でもコスプレ道具はなかったのでいつも通りの格好で。
ニックネームは「岩本蓮加ちゃんのシャキーン!から生まれたシャキーンお兄さん」
シャキーンで構えて3・2・1
画面の奥の岩本蓮加ちゃんもシャキーンだった。
優しい目でシャキーンとする岩本蓮加ちゃん。
でも、私にはどこか悲しげに見えた。
眠そうじゃなくて、悲しげだった。
白石麻衣さんの卒業コンサートで大泣きして、翌日は目が腫れたらしい。
そんなにすぐに気持ちを切り替えられるものではないだろう。
悲しげに見えたのは僕の思い込みかもしれないけれど、心理的な変化が起きていたことは間違いない。
新しいマイクを買ったのでよく聞こえると思います。
そう言って、うまい棒を取り出している場合ではなかった。
「よく聴こえます」
岩本蓮加ちゃんは優しいので反応してくれた。
もう一回シャキーンもしてくれた。
でも、雰囲気はどこかいつもより落ち着いていて、以前のような眩しい笑顔はなかった。
(大丈夫かな。楽しめるかな。)
少しだけ心を過った。
岩本蓮加ちゃんはしっかりと話を聞いて、
相槌を打って、時折「ありがとう」と言った。
元気がないように見えても、ちゃんとこちらを見てくれていた。
だけど、普段ならもっと笑ってくれているであろうことで反応が薄くて、自分の中の「もっと楽しませたい」という気持ちが沸沸と湧き上がってきた。
可愛かったけど塩対応だった。
元気がなさそうだった。
第1部終わりにそんな感想を見て、自分が感じたのは間違いではないと悟った。
でも、だからと言ってここで引き下がっても何も楽しくはない。
岩本蓮加ちゃんの笑顔を見たい一心で、私は行動に出た。
第2部はネコかイヌかの耳が付いていた。
笑っているけど、画面いっぱいに顔が映るほど近付くことはなかった。
このままではダメだ。
行くしかない。
大阪城へ。
なるしかない。
豊臣秀吉に。
「次は場所を変えて、大阪城に行きます」
「マジで!?」
今日一番の反応だった。
何を隠そう、岩本蓮加ちゃんは大阪が好きらしい。その要因の一つに、私の居住地であることも挙げられる。たぶん。そんな大阪大好きな岩本蓮加ちゃんなら、大阪城をバックにミーグリをすればいつもの笑顔を見せてくれるかもしれないと思った。
大阪城の麓では、子ども達が鬼滅の刃ごっこを繰り広げ、更にはハロウィンということもあり、子にキャラクターの衣装を着せ撮影をする親もいる。
こんな騒がしいところでミーグリができるのだろうか。いや、できない。
私の目の前で霹靂一閃を放つ金髪の少年。
「炭治郎としのぶが鬼ごっこをしているイメージで」と子どもに撮影指示をする中年女性。
豊臣秀吉の天下統一を阻む者たちしかいない。
良い感じに大阪城がバックに入り騒がしくない場所はないものか。
そう考え辿り着いたのが石垣の上だった。
しかしそこは、一歩踏み外せばお堀に真っ逆さまな場所だった。
まさか、ミーグリに命を賭けることになろうとは。
石垣の上で仁王立ちし、本人確認を待つ。
背景が大阪城でも無事に突破し、順番が来るまで下がり来る太陽に照らされた。
いよいよだ。
私は顔面を限りなく豊臣秀吉に近付ける心持ちでインカメに視線を送った。
ニックネームは「豊臣秀吉@天下統一」
これで岩本蓮加ちゃんが喜ばなければオタ卒しようと思っていた。
そして、遂に岩本蓮加ちゃんと繋がった。
以下、レポとなる。
蓮「えっ、すごwww」
蓮「豊臣秀吉じゃんwww」
蓮「てかマジでやってんの笑」
蓮「豊臣秀吉さん笑」
自「そうです。私は豊臣秀吉。(大阪城を指差して)This is my house.」
蓮「天下統一って笑」
自「一緒に天下統一しましょう!」
蓮「それはちょっと遠慮しておきます笑」
自「なぜ!アイドル界の天下統一をしましょうよ!」
蓮「いや、いいです笑」
自「でもさ、白石さんも蓮加ちゃんに期待してるって言ってたし、天下統一するしかなくない?」
蓮「えー!じゃあがんばっちゃおっかな笑」
自「よっしゃあ!天下統一しよう!」
蓮「てかマジで凄いわ笑」
自「いいやろ?笑 じゃあバイバイ!」
蓮「バイバイありがとー!」
やり切れた。
悔いは無い。
めちゃくちゃ笑顔だったし、とても喜んでくれたように思う。
しかも、アイドル界の天下統一もがんばってくれるらしい。私は、岩本蓮加ちゃんなら天下統一もできると本気で思っている。最初こそ断られたが、白石麻衣さんの期待というジョーカーを出すことで岩本蓮加ちゃんの心を動かすことができた。
と同時に、これからは白石麻衣さんが自分のことを見守ってくれているという安心感と、期待されているという自信を持ってもらえることにも繋がったと実感している。
普段、岩本蓮加ちゃんは美しい景色や空の写真を送ってくれる。今日はそのお返しもできたかなと思う。
大阪の空は快晴で、いつのまにか岩本蓮加ちゃんにも笑顔が戻っていた。
悲しみも喜びも、心が動くことは表現する上での武器になる。白石麻衣さんの卒業は、岩本蓮加ちゃんの背中を力強く押してくれるに違いない。
岩本蓮加ちゃんからはこれからも目が離せない。
以上、岩本蓮加ちゃんに密かに注目しているライトファンのブログでした。
次のイベントでまたお会いしましょう。
おわり