こんばんは。
おはようございます。
こんにちは。
突然ですが、当ブログは今回の投稿を以て最終回とさせていただくことになりました。
これまで多くの方にブログをお楽しみいただけたこと、とても嬉しく思います。
積み上げた記事は、単なる文字の羅列にも関わらず多くの出会いを生み出してくれました。
その多くの出会いが、ブログの投稿を続けた何よりの価値だと、私は感じています。
さて、前置きはここまでにして、本題に入ります。
10/12(月・祝)に、かつてコロナ禍で開催が延期された『しあわせの保護色』スペシャルイベントA賞「お茶会&似顔絵会ダブルヘッダー」の振替イベントに参加しましたので、その時のレポをここに記します。
振替イベントは約1年前に公式からアナウンスがあったため、すでに振り替えをしている方も多いかもしれません。当時、私は転勤の都合で引っ越しの時期と重なり参加が難しかったため、そのまま卒業まで持ち越しとなる予定でした。
しかし、ふと思ったのです。
振替の権利を、今使えないかどうか聞いてみよう、と。
その理由は大きく二つあります。
一つは、岩本蓮加ちゃんが卒業する時期に私自身が駆け付けられる場所にいるかが微妙なこと。もうひとつは、2022年に「私はいつどんな風に卒業すると思う?」と岩本蓮加ちゃんから聞かれた時に私が答えた状況にかなり近づいていると感じていたからです。
早速、fortune musicに振替イベントを10/12の幕張メッセで開催してもらえないかという趣旨のメールを送信。イベントの5日前のことでした。1日空けて返信があり、そこにはミート&グリートの第1部開催時間に、当選ハガキと身分証を持参し、インフォメーションを尋ねるように、という旨の記載がありました。
イベント当日。
第1部はリアミのチケットが9枚あり、それらをループで消化しました。その中で、コロナ禍で延期になったダブルヘッダーの振替をすると決めたことを伝えました。また、「何か書けることはありますか?」と聞くと、「えー、わかわん!けど、がんばる!」という返事でした。それに、その日は舞台や次のシングルの制作が原因なのか、普段より頭が回っていないように見えました。若干の暗雲が立ち込めていましたが、今さら振替を取り消すことはできません。出たとこ勝負をすることに決めました。
第1部のリアミのチケットを消化後、インフォメーションへと向かいました。問い合わせをしていたことを伝えると、受付の女性にお待ちしておりましたと迎え入れられ、奥からジャージ姿で黒縁眼鏡の男性が現れ、私の当選ハガキと身分証をパソコンの画面と見比べました。この男性は春のお花見会で受付を担当されていたため、見覚えがありました。その時も同じジャージを着用していました。そのまま手続きが始まるかと思いましたが、イベント現場責任者の長◯川氏が現れ、再度ハガキのチェックが行われました。長◯川氏は、毬栗頭の顰めっ面で、乃木坂46のマネージャーとは思えないほど横柄な態度で接してきましたが、それも彼の昔からのアイデンティティであるため、愛おしさすら感じました。彼は履き込んだ黒のチノパンを腰履きし、ガニ股で歩き、まるでガキ大将のような風体です。乃木坂46発足時から変わらぬスタイルに、心が癒されます。長◯川氏は、「じゃ、このあと早速始めるから。ん?宛名の紙、ないの?じゃあこれでいいや」と、付箋をインフォメーションの長机に貼りました。しかし、貼られた場所は青の柵の奥だったため記入することが出来ず、剥がして移動させようとすると、「ここでこの向きで書いてくださいね」と、まったく融通が効かない様子。私も心が広いわけではないので、これが当選人数5名のイベントの振替に参加するファンへの態度か?と若干の憤りを覚えながらも、もうよい大人なので「すみません」と返事をして、どうにか書こうとします。その時、ジャージマネージャーが、「さすがにここでは書けませんよ」と言って、付箋の位置を移動してくださりました。乃木坂合同会社にもまともな接客スキルを持つ従業員がいて助かりました。「振替イベントは対面でのサイン会3分です」とジャージに言われましたが、ダブルヘッダーでサイン会3分はどう考えても割に合いませんが?と抵抗する意欲もなく、大人しく聞き入れました。ミーグリが終わり出口へと向かうファンに逆行する形で、第2レーンへと向かいます。スタッフ数名に囲まれてレーンへと向かう経験は後にも先にもなく、この時が、この日最も心が躍った瞬間だったかもしれません。SP付きの要人になった気分でした。
今回はダブルヘッダーの振替であり、特別な時間になるだろうと思い、決まった時から何を話そうかとあれこれと思案を巡らせていました。
ライブの感想を自分の言葉でどう伝えようかと考える時間も楽しかった。
ツッコみを期待して、わざとボケることが多くなった。
何気ない日常のことを自然体で話してくれる姿を、実は可愛いと思っていた。
ダンスを見ると、ここまで自由に心の機微を表現できるんだと感動してばかりだった。
「どうすれば楽しんでもらえるだろう?」と考えながら活動する姿勢が好きだった。
元気がないように見える時も、変わらずに会いに行こうと思えたのは、悩みながらも、時に立ち止まりながらも前に進んで、愛と優しさを持って活動する姿が美しかったから。
素直で、わかりやすくて、子供っぽいところがあって、でも、繊細で、考えすぎてしまうところがあって、積極的になれない時があって、自分を好きでいられない時間もあって、自分のことだけじゃなく、グループの変化を真正面から受け止め続けて。思春期で背負うには大きすぎる感情があっただろう。
今は、それを乗り越えて、自分自身の活動に誇りを持てて、好きなことを好きと胸を張って言えて、期待に応えて結果を残し続けて、未来へとバトンを繋ごうとする姿は本当にかっこいい。
と、そのようなことを考えていました。
ただ、どうしても違和感がありました。考えた言葉のどれもが、過去のツギハギに過ぎなかったからです。それでも念のため箇条書きのメモを持ってブースに入ろうとすると、「ごめんね、手持ちのメモはダメなの」と、長◯川氏に止められ、予想外にも丸裸でブースイン。
よろしくお願いします、と言って入場すると、開口一番に「あ、そういうこと」と岩本蓮加ちゃんは言いました。
「そういうことです。対面でこうしてゆっくり話せるのも、2018年8月の黒ひげ危機一発以来ですね」
「ほんとそうだよね。てかさ、昔は枚数を無限に積めてたもんね。今じゃ無理だけど」
「(アイドル側が無限に積めるとか言うんだ…)そうですね。それに、昔はボウリングをしたり、運動会をしたり、色々しましたね」
「そうよね、今じゃありえないよね」
「楽しかったな。クルージングもあったし。当時は吉田が同じテーブルで、蓮加ちゃんがこっちに向いて手を振ってくれたのには救われたな。吉田に振ってただけだけど」
「ウケる笑。何か書いてほしいことある?」
「…特にないですね。何か書くことはありますか?」
「今までめっちゃ喋ってきたし、書くことない。なんかない?」
「…特にないですね。今日の朝ごはんか、昨日の晩ごはんとか?」
「は?覚えてないわ」
「あっ、じゃあ、ずっと前に書いてもらったラブレターのパッケージとかの中身とか」
「何それ?」
「ラブレターの中身じゃなくて、パッケージだけ書いてもらったやつ」
「れんか、そんなの書いてたの?」
「もう4年くらい前だけど」
「ラブレターねえ、書くことないわ」
「笑。もう何も書かなくていいですよ。今まで蓮加ちゃんを見てきて、ずっと楽しかったし、これ以上ほしいものはないから。それはそうと、ダブルヘッダーの振替ってディズニーデートだと思ってた」
「今の時期混んでるでしょ」
「いや、三連休でもチケット取れるらしいよ。値上がりしたから」
「そうなの?」
「うん、でも今行くと問題になるから卒業したらでいいですよ。何なら裏に書いておいてもらえれば」
「は?お前欲張り過ぎだろ」
「卒業したらディズニーデート…」
剥がし「すみません、要望等はお控えください」
「なんて?」
と、私に聞く蓮加ちゃん。
「要望は言うな、って」
「ほらあ」
(なんか書いてほしいことあるか聞いたんあんたやん)
「卒業したらディズニーデートしませんが応援してください。はい、できました」
こうして、岩本蓮加ちゃんは1枚のサイン色紙を書き終えました。
この時、私はなぜだか顔が火照ってしまい、彼女の姿をまともに見れていなかったと思います。
薄れゆく意識の中で、色紙を直接手渡されました。
渡されたサイン色紙はこちらです。

いつもありがとうございます
だいすきです♡これからもよろしくお願いします
そして、ハートマークがかわいく散らされています。
裏面には、
卒業したらディズニーデート
と、書かれています。

絶妙な改行により都合よく切り取れるのは、彼女のTwitter投稿用への配慮だと感じました。
特別な言葉はなく、あまりにもシンプル。
積み上げた時間、重ねた会話は幻だったのかもしれない。
最初は少しだけ、そう思いました。
しかし、案外そうでもなくて、よく見るとサインを小さめに書き始めて、メッセージを沢山書いてくれようとした形跡がありました。
私がもっと気持ちを伝えられていれば、彼女もそれに応えるようにメッセージを書いてくれるつもりだったのかもしれません。
書き留めたメモを少しでも話せば、それに見合う色紙になっていたのかもしれません。
それでも、不思議と後悔はありませんでした。
特に中身がない会話でもその時間そのものが楽しかったのと、書いてもらった言葉のシンプルさが飾るにはちょうどよかったからかなと思います。
個人的には、「応援する」や「支える」という言葉はしっくり来ず、どこか小っ恥ずかしさすら感じてしまいます。自分自身がそれに見合うことをできていないから。だから、そこに対する感謝の言葉はなくて当然です。ただ、そこに重きを置く人にとっては大切な言葉で、感じ方や喜びは人それぞれだと思います。
加えて、自分自身の印象について触れてもらうことも、個人的には苦手というか、やはり小っ恥ずかしさがあります。岩本蓮加ちゃんにとって私がどのような人間かというイメージのフィードバックは、そもそも必要がありません。愛があるわけでもない。思いやりがあるわけでもない。優しい言葉をかけたこともない。彼女のパーソナルな部分に寄り添った言葉がけをしたことも一度もない。
思い返せば、私は岩本蓮加ちゃんのことを人として見ていなかったのかもしれません。
商品、と呼ぶには、それよりも多少は優しくて、言わば、一つの物語として彼女に魅了されていたのです。彼女のことを、週刊少年ジャンプの主人公と同じように見ていたのです。
圧倒的な観客としての視点。
元気がなくても通い続けたのは、彼女の物語を途切れさせたくなかったから。
流出騒動で語り合えたのは、彼女のパフォーマンスを見る機会を失いたくなかったから。
結局、岩本蓮加ちゃん個人への想いなど、初めからなかった。
そこにあったのは、彼女の活動を見続けたいという私のエゴだけでした。
伊藤万理華さんが「これからも乃木坂46をよろしくね」と、卒業前に放ったその一言がきっかけで、結果的に岩本蓮加ちゃんを約10年間見続けることになりました。
伊藤万理華さんの頃は、ガチ恋でした。
ステージ上の輝きに目を奪われ、その真面目で情熱的な人柄に惹かれ、彼女の存在は日々生きるためのガソリンでした。彼女に会うことが頑張る理由でした。日常生活の中で出会っていたとしても、きっと好きになっていたと思います。ガチ恋エネルギーで走り、祝花を出し、ライブの座席でも真剣でした。そうして活動する上で様々なご縁があり、面白いことも多々経験できました。
それに対し、岩本蓮加ちゃんは、乃木坂46にいるメンバーの中で選んだ存在でした。もっとも乃木坂46らしさがあると感じ、幼いながらもステージ上でのパフォーマンスには光るものがありました。2017年からは伊藤万理華さんと並行して、岩本蓮加ちゃんの握手会に通うようになりました。伊藤万理華さんの卒業後は半年ほど現場から離れましたが、やはり岩本蓮加ちゃんと話したいと思い全国握手会に参加。その時にもっと話したいからスペイベに応募するね、と言うと、14歳の岩本蓮加ちゃんは「えー!来て来てー!話そー!」と言って、無邪気な笑顔を見せてくれました。
それから月日が流れ、岩本蓮加ちゃんはデビューから10年が経ちました。今や最上期生として後輩たちを引っ張り、背中で見せる先輩に。ダンススキルはグループを代表して音楽番組に出演するほどに磨き上げられました。
しかし、その間に彼女にしてあげられたことは何もありません。ただただ、「岩本蓮加ちゃん、オモロw」という感情で見続けていただけなのです。ただただ、岩本蓮加ちゃんとお喋りしレポとして残し、岩本蓮加ちゃんのパフォーマンスを観て、あーだこーだとブログやTwitterで述べているだけの、観察者でした。
私の言葉が止まらなかったのは、岩本蓮加ちゃんがとても面白く、しかしながらエモーショナルで、表現力が突き抜けていて、伝える力、感じ取らせる力があったからです。
「今までめっちゃ喋ってきたし、」というのは本当にその通りで、様々なことを伝え、色々なことを話してくれました。
岩本蓮加ちゃんはめちゃくちゃオモロい。
これに尽きますね。
もうこれが最終回でも悔いは無い。
サイン会後、そんなことを本格的に感じました。
「蓮加ちゃんの、楽しんでもらえるように、って常に考えているところ、好きですよ」
「嬉しい。ありがと」
「あと8年、これからも見てるからがんばって」
「あと8年はさすがに無理だろ!w」
こうして、ダブルヘッダーの振替イベントは幕を閉じました。
本来であればラストを締め括るはずのイベントであったため、擬似ラストを体験できてよかったです。
結局、畏まって話すことは何もありませんでした。
特別なことなんて何もない。
それでもいいと思えたのは、かけがえのない10年間をこれまで一緒に過ごせてきたからです。
これからも変わらず岩本蓮加ちゃんと対話を重ね、圧倒的観察眼で岩本蓮加ちゃんを丸裸にするが如く岩本蓮加論を講じたいと思います。
当ブログはこの記事を以て最終回です。
これまでご愛読いただきありがとうございました。
これからはまた別の形でお会いしましょう。
おわり
余談
卒業後も公の場にいてくれることを期待しています。
