空き時間にどうぞ

伊藤万理華さんとの交流を主に書いています。

真夏の全国ツアー2023(前編)

こんばんは。

今回は、表題の通り真夏の全国ツアー2023について書こうかと思いましたが、広島公演直後に新型コロナウイルスに感染してしまい沖縄公演に行けず悔しい思いをしその反動でマッチングアプリを始めた話を書こうと思います。

 


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高熱に侵されベッドで身動きが取れない私。

沖縄公演のチケット代が返金されることはなく、直前キャンセルの航空券代も半額返金がやっとであった。

 


そんな折、あまりにも暇だったためNetflixを開いたところ、生田絵梨花さんが出演しているという『こっち向いてよ向井くん』(以下、『向井くん』)というドラマが目に入った。なんだこのドラマは。まるで私のことじゃあないか。勿論、筆者は赤楚衛士のような子犬系男子顔ではないが、向井くんは設定がほぼ自分であった。『向井くん』について簡単に説明すると、アラサー男子向井くんが、10年前に別れた彼女(美和子=生田絵梨花)のことが忘れられず恋愛についてこじらせているが、それでも様々な女性と接する中で成長を重ねる物語である。物語の中で向井くんの相談役である坂井戸さんを演じる波瑠の可愛さったらないので、それだけでも観る価値は充分にある。

 


私はこの名作ドラマを観て、また、しばらく彼女がいないことを憂い、手始めにマッチングアプリを始めることにした。

 


しかし、この時はすでに職場復帰し仕事が忙しかったこともあり、本腰を入れないまま、ひとまずマッチ数を増やすことに専念して、本格的に始めたのはお盆休みの頃であった。

 


元々研究熱心であった私は、諸々の資料に目を通し、どうすれば攻略できるかを精力的に学んだ。また、気軽に相談できる異性の友人Rさんに女性視点でのプロフィール写真や文章の添削をしてもらい、貴重なご意見を真摯に受け止め吸収した。

 


さらに、約7年来のソウルメイトMさんには、一緒に焼肉を食べに行った時に面白プロフィール写真を撮影してもらった。これ以降いいね数が爆増して、「写真から優しそうな人柄が伝わってきました!」という好感触のあるメッセージをいただくことが増えた。

 


こうして、私は着実にアカウントを伸ばし、いいね数を平均の倍以上獲得し、精神的にやや余裕のある状態を作れたのである。

 


ほどなくしてお盆休みに突入し、私は気が合いそうな異性を本格的に探し始めた。

そこで見つけたAさんは、プロフィールに「ライブで遠征して観光して美味しいものを食べるのが好きです」的なことを書いていた。思わず、「自分やん」と声に出て、そのままいいねを押した。すると、アカウントを育てた甲斐もあってか、Aさんからもいいねが返ってきて、俗に言うマッチング状態となった。しかし、マッチングできたとしても、その後のメッセージが始まらなければ意味がないし、できるだけ早い内に直接会う約束もしなければならない。幸いにもAさんからは好意的な返信が届き、そこからやりとりが始まった。

 


好きなものや感性が近いことは文面だけでも伝わってきて、Aさんとは唯一と言ってもいいほどメッセージのやりとりが苦ではなかった。

 


文面がかなり好みであったため、人柄も掴めてきたところで直接会うことを打診し、Aさんもやぶさかではなさそうだったので、日取りを決めて会うこととなった。

 


初めての待ち合わせは、府内の某老舗喫茶店

11時からの約束だったが、余裕を持って15分前に到着した。すると、Aさんはその3分後にやってきた。事前に知らされていたがプロフィール写真とは違いショートで、初見の雰囲気(オーラ)がかなり良かった。この時点で、連絡先を聞くこととその場で次のアポを取ることを決意した。

 


初めは1,2時間のケーキセットのみのつもりであったが、喫茶店の居心地の良さが味方をしてくれあまりにも話が弾み、気がつけば13時半を過ぎていたので、同店でカレーライスを追加注文した。その後もAさんとの会話は弾みに弾んで、結局4時間以上も滞在していた。

 


ここまで会話が弾んだのも、Aさんも私と同じくアイドルオタクだったからであろう。また、推しの名前が同じという偶然によっても、親密度が上がったように思われる。

 


その後、自然な流れで連絡先を交換し、次に合う日取りと行きたい場所の目星も付けた。あまりにもスムーズにことが運び私自身も驚いたが、自分の中にまったくと言っていいほど違和感はなく、流れに身を任せることにした。

 


Aさんは、会話の中で「落ち着きますね」や「安心しました」と言った前向きな言葉をよくかけてくれ、それは私も同じように感じていた。また、喫茶店を出た後には「次にお会いするのがすでに楽しみです!」と、お誘いしたこちら側を安心させてくれるような気遣いある言葉がけもしてくれ、その人柄に感動を覚えたのであった。

 


(後編)に続く。